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【バウムのウムっと唸るハナシ】

皆さんは「バウムクーヘン」と「バームクーヘン」の違いをご存じですか。バウムクーヘン(Baumkuchen)とは、1807年にドイツで生まれた焼き菓子のことで、ドイツの「ドイツ国立菓子協会」が定める条件・定義を満たして初めて「バウムクーヘン」と名乗ることができるのです。その条件は、次の通りです。

(1)油脂はバターしか使用しない。

(2)ベーキングパウダー(膨らし粉)を使用しない。

(3)バター、小麦、砂糖1に対して、卵を2とすること。

(4)添加物を使用しない。

ドイツでは、この4点を守らなけば販売ができません。そのため、職人が手作りしているのも特徴です。

一方、「バームクーヘン」は材料や作り方、焼き方に何の規定もないお菓子のこと。お店や職人が自由にアレンジして作ったもので、日本ではとある菓子職人が日本人の嗜好に合うようにアレンジして持ち込んだのが始まりと言われています。“バウムクーヘン”がずっしりと重たい仕上がりなのに対し、”バームクーヘン”はふわふわしていたり、味がついていたり、しっとりしていたりとバリエーションも豊富で、多くの日本人がイメージするのがこちらではないでしょうか。

※多くの日本人がイメージする「バームクーヘン」の例

「菓子工房ポコアポコ」にて販売中の、「レアバウム」もドイツの伝統製法を守り一層ずつ丁寧に焼き上げています。しっとりとした口当たりが特徴の逸品です。

【本日のおすすめ】

・レアバウム<プレーン>(1,800円)

※価格はすべて税込みです


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