「忘れて終わり」はなんか違う
人から聞く言葉も、本から読んだ言葉も、だいたい同じことだった気がする。
相談した内容がわるかったのかもしれない。
返せる言葉が見つからなかったのかもしれない。
もしそうだったら、ごめんね。
もらった言葉たち、ありがとうって思ってる。
これは本当。
きっと、その人の優しさ、親切とか、誰かからの受け売りとか、これまでの日々から生まれて出てきた言葉。それに合う人もいるし、同じぐらい合わない人もいる。合う合わないは体調・心情なんかが関係してるかもしれない。
あと、以前そっくりな言葉で「むりっ!」てなったものも、たぶん合わない。合わないものは合わないから。いつか合うようになるかもしれないけどね。
今日あったこと、昨日あったこと。
一年前、十年前、いや、もっと前のこと。
忘れてることもある。詳しくは思い出せないこともある。それでも、根深く、しつこく残って主張してくる。忘れるな、覚えておけって。
悪いもの、嫌なものを、吹っ切るっていったりする聞いたりもする。
終わったことだし、もう気にしなくていいじゃんって。先のこと、未来を考えようって。
嫌なことは全部忘れちゃおうって。
もう引きずるなって。
そんなに気にして、どーするのって。
これは悪いもの、悪くなってしまったもの。 必要ないものだから、捨てていく。
空っぽになっていく気がして、しっくりこない。
昨日→今日→明日
これが積み重なって連続していって、一年、三年、もっと先の未来になると思う。
やり直し、リセットからのリスタートは出来ない。起こった出来事は、変えられないし変わらないし。「もしも」とか、ずっと頭の中でぐるぐるしてる。
喉元過ぎれば熱さを忘れられる?
腹の中でグツグツ熱されるのはなに?
目の奥が熱いし、喉はひりついてカラカラだ。
何年経っても、そのまんま。
これまでを忘れたら、自分に対する裏切りみたいな
なんか、そんな気がしてしまう。
布団の中で眠れなくなったこと、道すがら急に涙が滲んできたこと。
あれがあったから、今の状況なんだろうし こんな面倒な考え方なんだろうし。
こうなった理由とか過程とか、今と先との間にある線を切り離して考えれなくて。
昨日のことも大切にしたいんだと思う。 くだらなくて、つまんなくて、全消去したくなることが多いけど。
自分でも、なぜ、ここまで面倒でややこしいのか、もうちょっとぐらいマシになってほしい。
ただ、昔も今日も、きっと明日も、取り零さないように丁寧に憶えていたい。
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