頭を抱える、調理支援。
こんばんは、ヘルパーの照井です。
北海道はもう初秋。
朝晩は涼しく、少し肌寒いくらいの気温となりました。
秋といえば、食欲の秋!
かぼちゃ、栗、サツマイモ、梨、ブドウ…(´艸`*)
旬のものが陳列されていると調理にもより一層、力が入りますね!
ヘルパーといえば、調理支援!と思い浮かべる方も多いかと思います。
私自身、実家で暮らしていた時は
料理なんてしてこなかった人間ですが、
一人暮らしを始めたことをきっかけに自炊に目覚め!(^^)!
料理好きへとレベルアップしました。
さらにグループホームに3年勤務していたことで
入居者様や職員さんの調理も業務内容に組み込まれていたので
必然的にレベルアップ!
料理上手な先輩職員さんから技術を学んで、さらに好きになりました。
とはいえ、
他の家庭の味付けで作るというのはとても難しい。
ヘルパーになってから、
とある利用者様宅でクリームスパゲッティを作った日のこと…
「スパゲッティ30gで」
「麺や具材は柔らかめで」
「クリームが麺に絡むように」
「しょっぱいより甘めがいい」
というガチガチの条件下で思い通りの味にするべく腕を振るう!
本人にも味見に参加してもらいつつ
私の中の「普通のクリームスパゲッティ」を提供しました。
すると
「麺や麺が硬い」
「もっとドロっとした感じ」
「もう少し甘い方がいい」
と本人の口には合わなかったご様子…
そもそも30gのスパゲッティなんて少量すぎて、作った経験がなかったので調味料の加減が未知数!
それから何度もリクエストがあり
味付けや麺の茹で方・湯で時間を変えては
30gのクリームスパゲッティを作り続けていました。
しかし残念ながら「おいしい」の言葉は聞かれず…
半ば諦めかけていたある日。
「そういえば昨日のクリームスパゲッティ美味しかったよ!
あれならお金取れるわ〜!最高!」
と。
あまりにも突然の声かけでしたので驚き、
「えー◯◯さんに美味しいって言ってもらったの初めてですよ!」
と返答すると
「え?そうだったか〜これからも美味しいのよろしく〜」
と笑っていました。
この方は持病でお腹の調子が悪いことが多く
食欲が湧かなかったり、新しい食べ物をあまり受け付けない。
お腹に負担がないようにと、とにかく柔らかいものが好き。
そんな方からの唯一のリクエストが
「30gのクリームスパゲッティ」でした。
少し時間はかかりましたが、
「やっと好みの味に辿り着いた」とホッと一安心。
ヘルパーは介護職ではありますが
料理好きの方も楽しく働ける仕事かと思います。
栄養バランスやその方の好みの味付けに近づけて
「おいしい!」をもらえた時は「よっしゃ~!」とガッツポーズものです。
とても魅力的なサービス業です!
追記:最近は食欲も出てこられ35gに増量しています!イェイ!
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