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入り口は小さいが入ったら絶対に出られない沼:哲学

こんにちは、よく喋る大学生です。

私には妹がいるのですが、幼い頃から見た目、性格共にあまり似ていない姉妹でした(私: 母似 妹: 父似)。

そんな姉妹がついに共通して興奮する話題が生まれました。それが「哲学」です。

まさかの哲学で盛り上がる姉妹

私は大学の授業を通じて哲学に出会い、その面白さにどんどんハマっていきました(現在進行中)。カントの「実践理性批判」をドイツ語で読みたいが故にドイツ語の勉強を始めたほどです。

そんな私の姿に両親は若干の動揺を覚えたそうで、「好きになるのは止めないが、それを仕事にしないでくれ」と言われたのも記憶に新しいです。ですが、同じ二重螺旋構造を共有する我が妹。彼女だけはこちらサイドだったのです。

哲学科進学を止められる

妹は高校の倫理の授業で哲学にハマり、大学に行く目的が「みんなが行くから」から「哲学についてもっと知るため」に変わったそうです。いい話ですね。

しかし、それを聞いた両親はまたもや動揺。哲学科と一緒に悩んでいた社会学科を強く勧め、彼女は社会学科に進学することになりました(合格おめでとう!)。

なぜ社会学科にしたのか聞いてみたところ、

社会学専攻は大きく心理学/社会哲学に分かれていて、社会哲学なら自分の興味を探究できる

とのことでした。上に策あれば下に抜け道あり。社会で生きて行くのが私より上手そうです。

社会学視点vs経済学視点

こんなわけで、哲学にハマった姉妹は、晩ごはん中にお互いの推し思想を語ることが多くなりました。(そして早く食べなさいと母に怒られます。)

お互いに好きな哲学家が違うので面白いのですが、最も興味深いのは、どの思想や問題に関しても私は経済学の視点から、妹は社会学の視点から見ているということです。

意識してそうなった訳ではないのですが、沼っていく過程で自然とそのような視点になったのだと思います。例えば、私の場合は「資本主義体制&民主主義体制」であることを前提に物事を考えていますが、妹は私の前提さえも疑ってかかります。
この違いが中々深い味を出しているように感じます。


哲学は生産性のない学問と言われがちですが、その人自身が丸裸になるような感覚もあって、とても人間らしい学問だと思います。
私は7割趣味で哲学を勉強している反面、妹はこれから深く学んでいくようなので、置いてかれないように、数少ない妹との共通項を大事にしていきたいです。

因みに今の推しはフーコーです!


今回も読んでいただきありがとうございました🌱


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