忘れられない1日くらいある

あの人と会わなくなる1ヶ月前

その夜の電話をわたしは忘れない
忘れられないの

嘘みたいに夢心地で、でもしっかり目は冴え切っていて、ふたりの間を流れる時間はとてもロマンチックだった。

照れたり、照れられたり、そのせいでまた照れたり。

どっちも電話を終わらしたくなくて、朝日が昇るのに焦って電話を切った。

次の日のモーニングコールまでも愛おしかった。

あの窓際の景色をわたしは忘れない

わたしのことを忘れても

どうか君にも覚えていてほしい

あの夜のことだけは覚えていてほしい