100日後に30歳になる日記(14)

◆4月28日

 面白いVTuberを見つけてずっとそればかり見ていた。瑠璃野ねも。

 質があってたいへん良い。

◆4月29日

 映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」前章を観た。ワクワクした! 前半だけでも十分すぎる充実感、五月末の後編が待ち遠しい。伏線が全部回収されてほしい気もするし、このままある程度は観客の想像力に任されてもいい気もする。祝日だからか、公開されてひと月も経ってなお当作の劇場は人でごったがえしていた。ふだんあまり人の観ない映画を逆張りで観ている私は、観客の多さにぎょっとした。やっぱいい作品はたくさんの人を呼び込むんだな。面白いと思った場面で他人の忍び笑いが聞こえたり、ほっとする場面で同じようなため息が上下左右から流れてきて、サブスクで一人で観ているときには味わえない一体感みたいなものがあった。改めて、映画館で映画を観るという営みの楽しさを知る。きっとここにいるみんな、後編も観に行くのだろう。暗い劇場内で昂る気持ちを共有していた。

◆4月30日

 ポールプリンセス、という神アニメを知らない人はいないだろう。先年にyoutubeで主人公たちの前日譚といえる3Dアニメが公開され、その続編として劇場版用にあらたな物語が公開された。日を追うごとに人気は広がり、晴れてこの春、全国47都道府県の各劇場で、行脚公演と相成った。去年は放映されなかった四国や九州各県にもポールプリンセスが届くわけである。いずれはサブスクで観られるようになるだろうが、劇場の大きなスクリーンで観たほうが感動もひとしおなのは間違いない。

 私はポールプリンセスをもう半年くらい追っている。そろそろ古参ファンを自認したい。

 公開後まもなく観に行っているので、そういう自負がある。少なくともこの北海道ではポールプリンセスに関しては誰にも負けないくらいの愛があるぞと。愛に勝ち負けというものさしはふさわしくありませんよ。はい。

 今日の夜七時から、北海道・札幌にもポールプリンセス上映回が割り振られており、もちろん観に行った。着ていく服もキメている。ポールプリンセスのキャラTシャツ。

 劇場内はデデデデよりも人がいてポールプリンセスを待ち望んでいた道民の多さにたまげた。みんな家族だと思った。ポールプリンセスを愛する人たちとは心の奥底が通底している気がする。ポールプリンセスを観ているひとに悪い人はいないのだ。

 連れ立っていっしょだった友人と、映画のあとは夕飯に行った。

 そこからカラオケ。アニソンばかり歌った。久しぶりに声を出したので私の喉はもうダメだ。

 今は帰路。まだ夜は寒い。この前まで暑いと思っていたらこれだ。キャラTシャツを隠すのも兼ねて、私は上着を締めた。早くきちんと春めいてほしい。

追記


 アークナイツ、無料20連できちんと爆死した。なんだこのクソゲー。

 

 でも今朝上エリ出たのでまぁ許してやる。あまり俺をナメるなよ…

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