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映画「ホールドオーバーズ」がとても好きです

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紫雲清夏と葛城リーリヤについて

 今日も今日とて、ソシャゲの学園アイドルマスターをしている。  学園アイドルマスターはリリース前から例えば條澤広の鶏ガラみたいなビジュアルで耳目を集めていた。リリースされて以降は、月村手毬の狂犬ぶりや花海姉妹のスポ根さながらな切磋琢磨に脳を焼かれるプロデューサーが増えた。私も学園アイドルマスターから初めてアイマスシリーズに片足を突っ込み、今はどっぷり浸かっている。  もともと二年超やっていたソシャゲの「アークナイツ」をデイリー消化の二番目にするくらいにはもう夢中である。こん

    • 芥川賞の話

       7月17日、第171回芥川賞の受賞者が、決まった。朝比奈秋、松永K三蔵の両者だ。また、二作受賞かと思った。あげればいいってもんじゃあないだろ。私の中の石原慎太郎が物申した。私は私の慎太郎に訊いた。お前は二人の小説を読んだの? 私の中の慎太郎が答える。……読んでないです。私は慎太郎の横っ面を張り倒した。馬鹿野郎! 読んでもない本の良しあしを得手勝手に決めるんじゃねえ! 慎太郎はぐうの音も出せずに黙った。  こんどの候補作のうち、私が読んだのは坂崎かおる「海岸通り」一作のみだ

      • 日記(24/07/15)

         大学時代の仲間と七、八人で飲むことになった。三時間足らず飲んだ。するとそのうちの一人の様子がおかしい。まあ次はカラオケにでも行くかとなったところで、様子のおかしい彼はいきなり街中で下品な言葉を叫び出したりした。ああ、これは酔っているなと思った。どうどうどうといなすようにカラオケの個室に連れていく。しかし精神病患者のように暴れまわるので。どうしたものかと経過を観ていると、おもむろに、吐く、吐くと申告してきた。矢も楯もたまらず便所に連行していった。泥酔者の一人をかわるがわる介抱

        • 雑記(なのだ)

           フォロワーの中に7月10日に婚姻届を提出した人がいるのだ。おめでとうございますなのだ。そんなお祝いの言葉とは裏腹に、内心では置いてかれた気がしたのだ。こちらはまだ独り身だというのになのだ。noteを始めてから数年、文章上で長年の付き合いのある人たちが各々きちんと人生を進めているのをまざまざと見せつけられているのだ。いっぽうの自分はこのまま老いて枯れるだけなのだ。ここんとこはソシャゲオンリー、笑えなくなってるのだ。  7月10日の謂れは、語呂合わせで納豆のようにねばねばと

        紫雲清夏と葛城リーリヤについて

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          紫雲清夏

           ソシャゲ「学園アイドルマスター」には、紫雲清夏というヒロインが登場する。  紫雲さんの誕生日は11月11日で、暦の上では晩秋。そんな時期に生まれた子供なのに、名前に「夏」の一字が入っているのは、きっと彼女の両親が、夏という季節さながら燃えるように輝いてほしいという祈りを込めているのだろう(あるいは四人姉妹の次女で、長女から春夏秋冬と連なっているだけかもしれないが)。  学園アイドルマスターを始めてもう一月余、私は紫雲さんに魅せられつづけている。それは彼女の性格やメインス

          紫雲清夏

          短歌/エール/どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど

           知り合いがネットに短歌を書いていた。十数首の小品だった。それを見かけて、なんだかんだ言いながら創作の熾火を絶やさずにいられるその人がすさまじいと思った。私なんかは燃えさしだと危ないのですぐに冷ましてしまうから。  私の通っていた大学に「〇大短歌会」みたいなサークルがあって、一度だけお試しで行ったことがある。twitterを中心にしてエモい短歌が流行りはじめていた時期だった。北海道の歌人では山田航が有名で、彼の手になる「桜前線開架宣言」という本には、若人の言葉遊びみたいな短

          短歌/エール/どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどど

          100日後に30歳になる日記(30)

          ◆6月16日 朝、私は30歳になっていた。いちおう、確かめてみる。保険証や免許証、マイナンバーカードを財布から引っ張り出してひいふうみいと指折り数えて計算する。間違いない。30歳だった。  そろそろ年金とか支給されるのかなと思って、年金について調べた。まだ35年先の話だった。ネットニュースを読むと40年先になるかもしれないらしい。ふざけるな。人を馬鹿にしてるのか。もういいだけ払っただろう。どうせ貰えないんだからとっとと返してくれ。  さておき私は私に何か誕生日プレゼントを

          100日後に30歳になる日記(30)

          100日後に30歳になる日記(29)

          ◆6月9日 あと一週間で、貴重な、20代という時間が終わる。  20代のうちならまだ、どこからかヒロインが降って湧いてきて、俺をこの退屈な日常から救い出してくれるような気がしている。中原岬、俺を助けてくれ。涼宮ハルヒ、俺は札幌にいる。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、いつでも使い魔になる準備はできている。インデックス、シャナ、ロザリー、イリス、誰でもいい、誰でもいいから、俺の前に現れて、物語を初めてくれないか。  俺にはもう時間がないんだ。  早く

          100日後に30歳になる日記(29)

          100日後に30歳になる日記(28)

          ◆6月8日 大学時代の後輩が、札幌に遊びに来るという。札幌在住の後輩が、そう報してきた。用事がなければいっしょに遊びませんかと誘われて、二言三言で肯った。  みな、大学の当座に私が住んでいた寮の後輩だ。共同部屋で暮らして、ただいまやおかえりを言い交すうちに、半ば家族然とした付き合いになった。とはいえ私は不孝者だから、大学を出てからは先輩後輩同期の別なく寮生と絡む機会はほとんどなかったのだけれども。  卒業してからしばらくしても後輩の人たちに誘われるのって、これは嬉しい。な

          100日後に30歳になる日記(28)

          100日後に30歳になる日記(27)

          ◆6月6日 小説を書いていた時期がある。大学の文芸サークルに所属していたころ、ぽつらぽつら一万字にも満たない小編をいくつか。文章を書くことが好きだったというよりは、人並み程度にできることが文章を書くことしかなかったに過ぎない。受験の小論文だとか、あるいは読書感想文だとか。何事も三日坊主な性分の私でも、継続できる習慣だった。  文章を書くのが好きというのと、小説の文才はまったく異なる。読書感想文を何枚書こうが芸術にはならない。それでもそんなことどうでもよくて、下手の横好きとし

          100日後に30歳になる日記(27)

          100日後に30歳になる日記(26)

          ◆6月1日 6月は、世間的には祝日もないし梅雨でじめじめしているしであまり人気のない月のひとつなのだろうけど、何を隠そう私の誕生月だし、北海道はそれほど雨降りもなく過ごしやすい期間だしで、私にとって最良の月だ。  朝、鼻詰まりで目が覚めた。何だか目もうるうるする。花粉症だ。私はイネ花粉で毎年この時期に発症する。クソッたれ。6月なんてロクでもねぇ。 ◆6月2日 自販機、新500円玉が使えないものばかりなのが、ストレスポイント。来月には紙幣も新しいのに変わるというから、きっと

          100日後に30歳になる日記(26)

          私小説「きつねの夫婦」

           ずっとずっと子どものころ、眠るとき、お母さんがかたわらで昔話を読み聞かせしてくれた。  「桃太郎」に「鶴の恩返し」、「シンデレラ」「長靴を履いた猫」……。古今東西の童話を、私は次から次にもっともっととせがんだものだ。  お話の大半はハッピーエンドで、桃太郎だったら鬼を倒して金銀財宝を取り返す、シンデレラなら不遇な環境から王子様と結ばれて、めでたしめでたし。  けれど時おり、後味が悪かったり悲しい結末を迎えてしまうものもあった。たとえば「人魚姫」は声を失い最後は泡になって消

          私小説「きつねの夫婦」

          100日後に30歳になる日記(25)

          ◆5月28日 学園アイドルマスターというソシャゲばかりしている。  紫雲清夏、という女の子が、いちばん気に入った。ゲーム内で描かれる物語も、プロデューサーとの掛け合い含め、とても良質で、夢中になった。  彼女のキャラ説明には「授業やレッスンをサボる不真面目なギャル」とある。アニメや漫画、ゲームに登場する”ギャル”なんていう要素は、現実のギャルとは全く違う、内面にギャップがあるという符牒に過ぎない。メガネっ娘が眼鏡をはずすと意外と美人という風な外見上のギャップの道具立て(e

          100日後に30歳になる日記(25)

          100日後に30歳になる日記(24)

          ◆5月25日 映画「BAD BOYS 2Bad」を観た。1作目よりもアクションが強くて、カーチェイスに痺れた。映画館のでっかい画面で観たかったな。コメディ要素もふんだんで大笑いした。この悪友たちならどんな困難でも乗り越えられるだろうという安心感があり、程よいハラハラ感もあり、大満足。 ◆5月26日 映画「BAD BOYS for LIFE」を観た。YouTubeで高画質版がセールの500円になっていたので迷わず買う。シリーズ3作目。ただ、2作目と3作目のあいだでは現実の時間

          100日後に30歳になる日記(24)

          100日後に30歳になる日記(23)

          ◆5月24日 観たい映画が2つあって、公開時間を調べたらスムーズに続けて観られるようなので四時間ぶっ通しで2作見ることにした。 「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」後編。前半が面白くって期待していた分、ちょっと急ぎ足というかなんというか、サブカルの悪趣味のイヤなところを詰め合わしたような結末で、それでいいの? となった。デデデデには気分をアゲてもらううつもりでいたので、見終わった後このテンションで次の映画イケるかなと心配になった。  次いで「関心領域」。アウ

          100日後に30歳になる日記(23)

          100日後に30歳になる日記(22)

          ◆5月18日◆5月19日最近のストレス:自販機が60円を十円玉6枚で返してくること ◆5月20日 呪術廻戦のネタバレを先週食らって、確かめるためにジャンプに置いてある飯屋に向かった。で、本誌で読む。私は二十巻まで単行本で追っていたきり、以降はネットで流れてくるネタバレ情報だけで勝手に物語を補完していた。で、最新話を読んでみると、佳境も佳境という感じで、ちょっと続きが気になった。あの、私は秤金次がぜんぶぶち壊す展開でもオッケーです。  定食屋で注文したものが来るまでは呪術だけ

          100日後に30歳になる日記(22)