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ストリート系投票スタイル

世界各地の広告やプロモーションから、不定期で「いいな!」と思うものをピックアップしています。

この間あった都議会選。いろんなところで「いい候補者がいない…」とため息が聞こえていた。それを示すかのように、どんどん去年から投票率が下がっている。「投票しないことも、意思表示の一つ」という人もいる中で、そもそも投票したいのに投票する権利がない人たちはどうすればいいんだろう。

アメリカ・シカゴでも、他の州と同様に投票権がある層と投票権がない層が大きく分かれている。投票権がない層は、アフリカ系含む移民出身かつ低所得者が多く、国内で最も差別を受けやすいと言われている。
4年に1回に大統領選に向けて、そんな投票権がない層の声が届くように、企画されたのが、この”Boards of Change”というプロジェクトだ。

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大統領選の前にアメリカ各地で起きた”Black Lives Matter”で使われたプラカードが投票用のデスクとしてリメイクされている。そのデスクの上に、QRコードがあり、そのWebページから投票ができる仕組みになっている。

一番いいなと思っていたのは、この投票用のデスクで使われているボードのグラフィティの数々だ。ストリート系でカラフル。どれも描いた人の意思が伝わる。ストリート系なのも、マイノリティとされている層の人たちの個性や文化が映っており、どうしてもこの国を変えたい、という強い思いが伝わってくる。

知人から、アメリカの大統領選は国を挙げたお祭りみたいだと聞いたことがある。自分の国に対して切迫した思いがあって、自分の意見をアートや、デモや言葉でぶつける人が多いところに、アメリカらしさが少し見える気がする。

参照元:https://campaignsoftheworld.com/outdoor/city-of-chicago-boards-of-change/


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