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それでも日本は、まだまだいける国だと思いたい

学校でのストライキが相変わらず続いている中、
日本がドイツに続き、スペインに勝つという奇跡が起きました。

実は、もともとサッカーも日本もそこまで思い入れがあるわけではありません。ワールドカップの時も、「まあ1戦勝てば嬉しいかな」ぐらいのかなりドライな印象でした。
そもそもワールドカップが児童労働など、人権問題が多い国で行われることで、どこまでその問題に貢献できるんだろう、もしやむしろ問題の悪化に加担しているのではないか、とか色々考えてしまっていました。
また、監督問題で揉めているのもニュースで読んでちょっとうんざりしていたりしました。

けれども、ドイツ、コスタリカ、スペインと続く中で、日本チームが奮闘していて、しかも絶対に敵わないと思っていたチームを倒しています。
スポーツも現実世界も、良くも悪くも、何が起こるかわからない。
特にどの国も鍛え抜いてきている中で、ワールドカップには努力だけでは、成し得ない世界があると思います。
だからこそ、いいタイミングで全てが決まった時は、本当に鳥肌が立ちますね。
すごく衝撃だったし、すごく久々に「日本も、まだまだ戦えるんだな」と勇気づけられました。

普段ニューヨークに住んでいて、日本人は海外勢の中ではあまり目立たない印象を受けてきました。
「海外の人から日本のモノやデザインが好き、って言われることが多いんだけど、普段生活していて日本人ってあんまり目立たないんだよね。何でだと思う?」と他国籍の友人に聞いてみたところ、
「日本人はあんまり自分のことを発信しないし、自国が平和で豊かだから、わざわざ海外にアピールする必要性を感じていないように見えるよね。私の国は政治がボロボロだから海外に行くしか道がないもの」
「確かに他の国の人たちに比べて、なんとか海外の土地で認められよう、っていうアグレッシブさには欠けるかもしれない。」
と言われたことがあります。
その時に、すごく納得したと同時に、自分自身すごく課題だなーと思っていたことが言語化された感じがしました。

それでも今回の2勝を見て、日本人の良さは、どんな逆境でも粘りづつける強さなのだと改めて考えさせられました。
日本人は、地味かもしれない。アピールが足りないかもしれない。
それでも日本の良さがあるからこそ生まれるモノや文化を発信したり、その良さをわかってくれる人に伝えるお手伝いをすることで、もっと可能性を広げることがしたいなあと思っています。

(逆に、コスタリカに負けた時は、メディアの風当たりが強いように見えたので、頑張った日本チームの努力をもうちょっと讃えてもいいのでは、負けた時はもう少し優しい国であってほしいなと思ってみたり。)

にわかファンながら、すごく感動しました。
私も頑張ろう…。

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