見出し画像

極寒の夏季オリンピック

世界各地の広告やプロモーションから、不定期で「いいな!」と思うものをピックアップしています。

今日から正式に開幕する東京オリンピック。
いろいろな議論や不祥事、猛暑やコロナによる予測できない変更が多かったけれども、なんとか開催されるのは、関係者の人の頑張りやアスリートの思いがあるからだと思う。状況も状況なので複雑な気持ちは正直あるし、アスリート自身もベストを尽くせる環境ではないかもしれないけれども、頑張ってほしいなあと一視聴者として思っている。

夏季オリンピックは2032年まですでに開催地が決定しているようだ。その中で、とある極寒の町が2032年の夏季オリンピックの開催地に手を挙げ、注目されたようだ。

それは、Sallaというフィンランドの極寒の町。年間平均気温が-45℃で、北極圏に位置している。しかし、地球温暖化の影響で、年間平均気温がどんどん上がっており、2032年頃には平均気温は15℃になる見込みだそうだ。地球温暖化によって夏季オリンピックの候補地になれる、という皮肉を込めて、ロゴやポスター、キャラクターなども作り込んでいる。

画像3

画像2

画像1

夏季オリンピック招致キャンペーンと見せかけて、環境問題に警鐘を鳴らす企画が予想外で驚いた。(完全にスポーツのキャンペーンだと思っていた。)ただ、「北極地の氷が溶けていて〜」というニュースよりも、「北極圏の街が夏季オリンピックの候補地になれる条件が揃ってしまう」というニュースの方がショックが大きい。そういった場所が今後増えることを考えると、地球温暖化の影響の大きさが見えてくる。何より、平和の象徴であるはずのオリンピックの招致が必ずしもポジティブにはならない、という点が逆転の発想で新鮮だった。

ちなみに2032年の開催地はオーストラリア・ブリスベンに決まっているそうだ。けれどもオーストラリアって南半球だから、7月は冬じゃないんだっけ…?

参照元:https://www.savesalla.com



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?