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生まれて育って、この先も生きて

細長い日本列島で、わたしの住むのは北のほう。桜の便りは例年GWに入る頃、であったのだけれども。
今年はめちゃ早で桜が咲いた。4月になったと思ったらあっというまに桜吹雪である。

こりゃまた観光に関係する人が泣くね

GWに桜が見頃というのをずーっとやってきてるから、桜祭りとかそういうのもGW近くに開催なんだわ。こんなに早く咲くと、前倒しだGWはもう葉桜だどうするどうする、となるわけである。

まあ、地元民は気にせず花見いきますけどね。

そんな日本一の桜の街の近郊、生活圏内にわたしは暮らしています。
生まれも育ちもなうも、ずーっと変わらない。
町も変わらない。素朴な町です。

生まれ育った町を離れるということを、一度も考えたことがありません。
ほんとうに、なんにもないの。考えたことがないというのは、そもそも頭の中に存在しないってこと。
進学就職の時に考えるって?考えなかった。この町にいるって思い込んでた。

その通りになってるんだけれども

そんなに好きか?と聞かれると、あらためて聞かれるとうーむと唸ってしまう。好きとか嫌いとか、そういうレベルで考えたことがなかったから。

いわゆる過疎の進む田舎の町だ。暮らしに必要なものは徒歩圏内に全てあるし、玄関に鍵掛けずに出歩くおっちゃんとか普通にいるし。
のどかなんですわ。

なーんも起きないの。平和。ラブアンドピース。

なんもねえ、なんも起きねえこの町が、そりゃわたしには合っている。

変化を好まず、騒がしいの嫌い。
都会は無理だが本当の田舎も無理だ、虫とか出過ぎたら暮らしていけない。

ご近所付き合い町内会なんかはあるけど、生まれた時から知ってる人ばかりだから、ぎゃーぎゃー言うほど嫌なことではない。

適度に無くて適度にある。それが、わたしの住む町だ。

決定的にこれがだめだ!がない。だからわたしも、出ていく理由がない。

うちの町を発信していこうとか、そんなたいそうなことはしないけど、
もし住みたいと思う人がいたら、いいと思うぜ!と適度にあることとないことを教えると思う。

町の中心部にコンビニがないのがちょっと残念だけどなあ。

どこなのかって?
気になったら聞きにおいでよ。

我が町をさ。

#この街がすき

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