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アレクサンダーテクニークについて

オーストラリア人のアレクサンダーさんが作られた、ボディワークの1つ。

役者だったその人は、舞台上で声が出せなくなることに悩んでいたが、これは喉の機能云々ではなく、舞台という場所に反応して気づかずに何かをやっているのではないか?どうやったら無意識だった反応をやめられるのか?と自分を観察し模索していったところから発展したメソッド、らしい。

その昔アロマセラピストをしていた頃に少しだけ受けに行っていたことがあったのだが、セラピストを辞めてから疎遠になっていて。
何故か久しぶりにその時お世話になった施術者さんからご丁寧な手書きのご案内ハガキをいただいて急に思い出した次第。


その方のホームページへ飛ぶと、身体の使い方やボディマッピング(身体地図/身体の構造、機能、サイズを正確に把握するためのもの)のことが文章や動画で紹介されており、少し見ながら真似てみたら、ギシギシしていた関節にまるで油がさされたようにスムーズに動けたりしたので、その素晴らしさを再認識した。


具体的に挙げると、例えば自分が思っていたよりも膝の関節の位置が実は上だった、とか。

そのことを教わり、そのことを意識しながら歩いてみると、何故か膝は前よりずっとスムーズに動かせるようになったことに気づく。

顎の関節も実は思っているよりもっと上。
しかも単純に上下にカパカパ動いて口を開けるのではない。
下顎が少し前にスライドしながら下がるのだ。


詳しくは色んな人が書いたり動画アップをされているだろうからそれを見ていただけると良いと思うし、施術を受けに行ってみてもらうと更に解り良いだろう。


自分の身体の中味が意外に思っていたのと違うところにあった、とか、普段と違う動かし方のがスムーズだった、なんて、身体からのアプローチに傾ける時間はそれだけでも面白い。
そしてそれを気軽に日常に持ち込めることも。

ここに楽しみを感じられる人って、ややマニアックである意味ヒマなのかもだけれど笑、いつもより身体に意識を向けているとき、頭の中はいつもより静かになっているのではないか。
それはちょっと瞑想に似ているな、なんて私は思う。


写真は、施術者の方にオススメ本を尋ねて唯一買ってた本。

久しぶりに読んでみたら、介護云々に関係なく、このメソッドに基づいた身体の使い方について具体的に出来ることがいっぱい載っている。良書だった。

特に身体が軋むなってタイプの人は読まれると良いかもしれない。


私は、心の反応を見るのも好きだが、エネルギーを見るのも面白いのだが、身体のことを絡めているときがなんだか1番ゆっくりして落ち着く感じがして好きなのかもしれないなあ。
そんなことをふと思い出したりした。

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