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小さな奇跡の後で、、、

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この記事は偏差値70の高校に入学した息子を持つ母の、汗と涙の泥臭い子育ての日常を幼少期からご紹介するものです。
 また子供の成長に合わせてその時々の、参考にした先生方の本も紹介もしております。ご紹介する先生方の意見を参考にしつつ、乗り越えてきたエピソードを面白く、時には甘酸っぱく?ほろ苦く?書けたらいいなーと思っております。
どうぞよろしくお願いします。m(__)m


遊んで「あげる」やない!「子供に遊んでもらう」んや!

大人が子供に対して 遊んであげなきゃーだと 子供はひいてしまいます
子供に遊んでもらおう 親も一緒に これくらいの気持ちで楽しんでやることで
おとな同士の付き合いでは 得られない新しい発見があります
お母さんがこれを知ることで 赤ちゃんの成長スピードがぐんと増します

著者:久保田カヨ子/出版:ダイヤモンド社


カヨ子婆ちゃんは このように書かれています

私も転勤族暮らしで ユウ君が0歳児の頃は 

二人きりの時間が多かったので

どうやれば楽しくなるか? 

どうやれば自分も赤ちゃんもストレスなく

過ごせるようになるか? そればかり考えていました

なかなかコレという 正解が見つからなかったのですが、、、


6ヶ月検診に行った時のお話ですが

先生に 息子がなんでも舐めるので困っています

と伝えると

赤ちゃんは 舌を使うことで脳が発達するんですよー

この時期はなんでも舐めて いろいろ調べてるんです

って言われました

いやいや 嘘でしょうー( ;∀;)

って思いましたが その日はうちに帰ってから一通り拭き掃除をしました

脳が発達するなら なんでもどうぞ!

そんなあきらめにも似たような感覚で(+_+)

今思うと、、、あれ正解だったのかな(*_*;

私は神経質な性格ではないですが

赤ちゃんとの生活は 1秒でも目を離したら何か起こるか分からない!

最初の頃は特に そんな張り詰めた生活を送っていたように思います


そんな親の思いなんて 知りもしないユウ君は

オモチャは当たり前 ドアストッパーやスリッパ

パパが不用意に置いたライターなどなど

いろんなものを舐めてしまう(>_<)

でも赤ちゃんが舐めたいなら いちいちダメって言うより

舐めても大丈夫なようにした方が 自分がラクでした(^^)


ユウ君は面食い?


ある日 NHK Eテレから流れてきた

番組にユウ君がピタッと動きを止めて

テレビに張り付いたのを覚えています

10か月目の もうすぐ歩き出しそうな頃です

その番組は おはなしのくに でした

中でも1番好きだったのは 長くつしたのピッピ です

これは録画しなくちゃ!そう思って素早くスイッチをピッ!

本当に吸い込まれるように ピタッと静止して観てました

時々 夕飯をお鍋にしたい時は この録画をかけて

今だ!!とばかりに アツアツのお鍋を

主人と二人で食べたのを覚えています

他にも 三枚のおふだ つり橋わたれ 給食番長 など

いろんなお話が放送されたんですが

いちばん最後までじーっと観てたのが

中越典子さん語りの 長くつしたのピッピ でした

ひょっとして ユウ君がジーっと観てたのは

女優さんの方だったのかな(*^-^*)

もしかしてあの頃から面食いだった?(*^-^*)

どっちでもいいけど どっちだったか聞きたいー

15歳のユウは もうきっと覚えてないけど( ;∀;)


あの日から 呼び方は「お兄ちゃん」


高松にいたときのお話です(当時 ユウ君4歳 モモちゃん1歳)

その日は 朝から雨の日でした

私が夕飯の用意をしていた時です 忙しい時間なので

なるべく二人で遊んでくれますようにー

そんな気持ちでせっせと支度していました

そこにユウ君がブロックを手にやってきました

ユウ君:お母さん もう雨やんだよ 今日は虹かかってる気がする

 お外出て 散歩しに行こう!

私:えっ?虹(*_*;

ユウ君:前にお母さん言ってたやろ 雨の後は虹が出るんやでって

私はえー 言ってたよなー でも今忙しいし、、、(-_-;)

んーーーー悩ましい ( ;∀;)

でもせっかくユウ君が私の言ったことを 覚えててくれたんだから

あってもなくてもいいから ちょっと散歩しに行こうかなー

少しくらい夕飯遅れたって 誰に迷惑かけるわけでもないし(^^)

それに 朝からの雨で子供たちも ちょっと外の空気を吸いたいだろうなー

そんな気持ちで 私は火を止めて出かける用意をしました

ユウ君は長靴を履いて モモは抱っこひもで準備OK!

外に出ると 昼間の大雨が嘘のように晴れていて

だけど少し蒸す そんな季節だったと思います

マンションのすぐ北側にある公園に行けば見えるかなー

って思ったけど 地面がぐちゃぐちゃになってそうだったので

西側の道路を北に向かって行くことに、、、

ユウ君と手をつないで テクテク、、、

そこまでほんの数十秒歩いたかなーという時に

ユウ君:あっ お母さん! 驚いたようなユウの声

そうなんです 公園の東側にはっきりとした大きな虹がかかってたんです

私:うわー本当に虹出てるヤーン(*^-^*)

ユウ君:僕が言った通りでしょう 虹出てたでしょう

(かなりどや顔(*^^)v)

私:虹出てたねーユウ君ありがとう(*^-^*)
(虹って半分だけとか 縦に線のようにとかありますが 
この日の虹は100%の虹でした 多分人生で1番の虹(^^))

ユウ君:僕 今日は絶対虹が見えるって思ってたんよ

(ここはユウ君 煽りポイントかなーと思ったので)

私:お母さん全然気づいてなかったわ 

これからもっとユウ君の言うこと聞こう

もっとユウ君に頼っていいかなー 

ユウ君凄いなー いいお兄ちゃんになってくれたなー

本当にこの日のことは奇跡だと思っています

張り詰めた子育て生活の中で よく頑張ってるね ご褒美だよー

誰かにそう言われたような、、、

そう思うと 急に涙が込み上げてきて

やばい!どうしようー 今泣いたら子供たち混乱する

と焦りましたが

なんとか堪えて ユウ君をギュッと抱きしめて

3人で虹を眺めながら ちょっとだけ遠回りして 家に帰りました


あの日 自分目線で息子の言うことを聞かず

夕飯の用意を続行していたら、、、と思うと

今のような穏やかな子育てに なっていなかったと思います

間違いなく4歳だったユウ君は

私に虹を見せてくれたんだと思っています(^^)

この頃から 何か決めるときは

ユウ君と相談して決めるようにしました

実際は答え合わせに近い感覚でしたが

どうしよう? と投げかけて

ユウ君が自分から 答えを見つけようとすることで

問題がスムーズに運ぶことが 多いと感じるようになったので!(^^)!


よくありがちな あなたはお兄ちゃんだからこうして!

っていうより

お兄ちゃんどうしたらいいかな?お母さんちょっと助けてほしい

と頼る方が ご機嫌でやってくれるようになったと思います

まあまあな回数 嫌がることもあるけど

そこは4、5歳 御愛嬌ということで( ;∀;)


余談ですが

高松から大阪に転勤が決まった時

物件探しのため 3度も大阪に足を運ぶハメになり 

なかなか物件が決まらない時間がありました

その時ユウ君に相談したんですが(当時5歳)

私:ユウ君 大阪のおうちが決まらないよーどうしよっか?(-_-;)

ユウ君:僕は お父さんとお母さんとモモちゃんと
一緒に暮らせたらどこでもいいよー

って言ったんです( ゚Д゚)

なんだかどっちが大人か分からない

いつの間にそんな大人になってたの?みたいな衝撃でした(*_*;


二人が大きくなった今でも

今忙しいから黙ってて!て思うことは多々あります(*_*;

でもそんな時ほど あの虹の日のことを思い出して

子供たちの様子を 深呼吸しながら(自分を落ち着かせて)

見るようにしています


雨あがりに 虹をさがす癖がついた イル子でした(*^-^*)


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