本当のことなんて
『「本当にそう思いますか。」と聞かれたらドキッとしますよね』という話。
どこかで読んだか聞いたかした時から、「本当」という言葉をあまり使わなくなりました。
「本当」って何でしょうね。
本物。
嘘ではないこと。
何を本当、本物、嘘、偽物とするか。
それは、その人ごとの捉え方ではないでしょうか。
ある人にとって本当のことは、ある人にとって嘘っぱちで。
あなたにとっての本物は、僕にとって偽物で。
自分にとっての本当は自分で大切にできればいいな、と思います。
いや、本当とか嘘とかって、社会で生きているから、他者と生きているからこそ生まれるものなのかもしれませんね。
解釈の違いがあるから、本当や嘘が生まれる。
他者と比べるところから生まれた本当や嘘って、そう大事な気もしません。
だってただ解釈、捉え方が違うだけだから。
「そんなの嘘じゃん」と思うことを誰かが「本当のこと」として捉えていた時、「それは違うんだよ」と伝えたり教えたりすること。
それは、ただ「自分の捉え方に寄る本当」を宣告しているだけなのかもしれません。
本当も嘘もただ捉え方の話。
本当のことは自分がそう捉えているだけ。
そう気に留めておくと、ちょっぴり切なさを感じるかもしれないけれど、「本当」へのこだわりに執着せずにいられるかもしれません。
*
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?