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エンパシーを使うということ
今年のテーマを、「アナーキック・エンパシー」としています。
その中の「エンパシー」について、今日は書いてみたいと思います。
「アナーキック・エンパシー」とは、ブレイディみかこさんの本の言葉です。
このことは「汚い靴、臭い靴は履きたくない問題」を解決する糸口にもなりそうだ。
誰かが履いている靴が汚く、臭く見えたとしても、単にそれはその人の顔(の一つ)を見てこんな人の靴はどうせ汚いとか臭いとか思い込んでいるだけであり、ひょっとすると人間が履く靴(それは「人生」と呼ばれるものなのかもしない)それ自体には、臭いとか汚いとかいう特性はないかもしれないのだ。
この文章がとても印象に残っていました。
そもそも、「エンパシー」とはどういう意味でしょうか?
改めて。
エンパシー(empathy)…他者の感情や経験などを理解する能力
ー中略ー
つまり、エンパシーのほうは能力だから身につけるものであり、シンパシーは感情とか行為とか友情とか理解とか、どちらかと言えば人から出て来るもの、または内側から湧いてくるものだということになる。
エンパシーとは、「能力」であり、「身につけるもの」。
先の言葉に戻ると、「他者の靴を汚く感じた」のなら、それを「履きたくない」と「エンパシーという能力を使うことの拒絶」に繋がります。
でも、見えているのは部分的であり、汚いというのは思い込みかもしれなくて、そして、「人生」においては「汚い・臭い」という特性はないのかもしれません。
逆に、「他者の靴を履きたい」と思うこと。
それは、好奇心や尊敬、謙虚な気持ちから生まれてくるのかもしれません。
他者の靴を履くことから生まれるもの。
それは、他者と共に生きる喜びだったり、一人きりでは生まれないものとの出会い、だったりするのかなと思います。
他者の靴を履く、エンパシーを身につけることにワクワクしながら、今年のテーマ・「アナーキック・エンパシー」を深めていきたいです。
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