見出し画像

精神と時の部屋~神戸クアハウス~【サウナリーマン日記第60話】

衝撃の体験だった熱波師デビュー。
モノにお金を使うよりもコトにお金を使う
ことに価値や幸せを感じる。
あらためて実感。
かけがえのない思い出である。

さて旅はまだまだ終わらない。
今回の東海~新神戸のサウナ旅。
最終目的地、神戸クアハウス。


この施設は何と言っても「水」
名水100選にもなっている神戸ウォーターを
使っているのだ。
入り口の横にもお金を払って
水を汲むコーナーが
あった。地元のみなさんにも
愛されているようだ。

期待と期待と期待で胸をいっぱいにして、
入り口をくぐる。
今日はメンズデーらしく、
700円+タオル代で
入場。ところどころ
歴史を感じさせる施設が
やっぱり好きだ。

大浴場に入ると、なんか時間が止まった感覚。
古き良き昭和の匂いを感じたのは、
常連のおじいちゃんであふれる
平日の風景だけが理由ではないだろう。

体を清めたあとは、ふたつの天然温泉が
迎えてくれた。独特な色と香りを楽しむ。

奥のサウナ室は、座禅
できるようなスペースがあった。
手前の座る箇所は熱かったけど、
ここはなぜか
ずっといられるような感覚の温度感。
こんなことはいままでなかった。
はじめての感覚。

皮膚にあふれる汗の量がいままでにない、
サウナ室の滞在時間をものがたっている。
ただ気持ちをちっとも出たがらない。

このままサウナ室に身をおいたまま、
いなくなれたら。
一瞬そんな危ない誘惑にかられるくらい
不思議な時間の流れ方。

とうとう何かを振り切るように、
かがみながらサウナ室を出た。

そして神戸ウォーター100%の水風呂へ。
毎分50リットルの放水の流れを頭に浴びて、
羽衣を作る。
檜の香りもいい。
こんな場所に毎日来れたらいいな。

このサウナ旅はたった3日間だったのに、
数時間過ごした最後の施設にもう何日も
いたのような感覚。
そんな不思議な施設ははじめてだ。

最後にお知らせ


サウナリーマン日記も50回を突破しました。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

「サウナリーマン日記」は、
サウナをより身近に感じていただく
機会を提供するショートエッセイ
マガジンです。

サウナの魅力、施設の面白いポイントや、
そこで繰り広げられる人間模様を
書いていきます。

ぜひマガジンのフォローをして
頂けたら嬉しいです。

まだまだ1人でも多くの人に
記事を届けたいと思っています。

引き続きよろしくお願いします。

マガジンのフォローは
こちらから⏬⏬⏬

この記事が参加している募集

#休日のすごし方

54,274件

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 みなさんが生き生き健康に働けるためのメッセージを発信していきます。 ぜひサポート、よろしくお願いします。