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有り金は全部使っちまうもんなのか〜パーキンソンの法則〜

江戸っ子は宵越しの金を持たないもんさ。
昔、祖父がそんなことを言っていた気がする。

その頃からお年玉をもらうと
「お母さんが銀行に預けて貯金しておくからね」
そんなことを言われた人も多いだろう。
そんな使途不明金の事件はきっと
今も昔も溢れているのかもしれない。

今日はそんなお金の使い方について
考えてみたい。

若い頃のお金の向き合い方とは

確か初任給の手どりは確か18万円程度。
大学時代のバイト漬けの代償に、
学費の支払いは終えている実家暮らし
だったので余裕はあったほうだろう。

ただ、今ほど「お金の使い方」が
分かっているわけでもないから、
消費者金融に行くレベルではないが
「あったら使ってしまえ」という
タイプである。

あの時に少しでも未来の自分から
教えることができたなら。
しかしながらそんなことができても
人生がつまらないものになるだけで
あろう。
上記で紹介した堀江貴文さんの
本を読めばよくわかる。

時間とお金と健康の3つが
きれいにそろって有効活用できる
時期を持てる人は極めて少ない。

多額のお金を残して旅立つ人も
いるし、それが美徳なのかも
しれないし、また使い切って
旅立つことをうたっている
本だってある。

若い頃はとりあえず
目の前のことにベットする
ギャンブル的な使い方も許されるだろう。

それを取り戻す時間は十分にあるのだから。

あればあるだけ使っちまう

第一法則:「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

第二法則:「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」



いずれの法則も耳が痛い話だ。
パーキンソンの法則。

早く終わる仕事も脚色しようと
するのかなんなのかわからないが
無駄に仕事を増やすやつがいる。

せっかくマネージャーになって
給料が上がったのに、いきなり
高級時計買ったり、車買い替えた
りして家計を火の車にするやつがいる。

ここが限度だったと
思ったら、人間はうまく帳尻を
合わせられるようにできている。
よくもわるくも。

研修講師をしていたときも、
同じテーマで
10分でも60分でも120分でも
構成をまとめられるように
トレーニングしていたものだ。
要約力は大事だ。
齋藤先生には本でお世話になった。

足るを知る。

これがないと人間は
限りない欲望をかかえ続けて
求め続ける。

一度強いアルコールを飲んだら
そこから逃れられなくなるように。

腹八分じゃないけれど、
「自分はこれくらいにしておこう」
というお金の使い方を若いうちから
知っておくことは貴重な財産になる。

浪費と投資の間で

結局いいお金の使い方って
なんなんだろうか。

ここでは浪費と投資をニ項対立で
語るつもりはない。
浪費で金を使い切るのも、
堅実に投資していくのもその人の
生き様なのではないのではないか
と思うからだ。

自分で稼いだお金なんだから、
どう使おうといいはずだ。
犯罪に使うのでもなく、
他人に迷惑をかけるわけではないのなら
避難される筋合いはないはずだ。

問題は自分のキャパシティを
知っておいてお金を使うこと。

年収400万でも、1,000万でも
収支を把握し、ここまでなら大丈夫。
この使い方なら納得できる。

そのラインを持っていないと、
あなたが独身主義者でもない限り
苦労することになるだろう。

あなたの毎月支払われている
給与は決して「1ヶ月でこれを賄え」
という意味ではなく、今後を見据えた
使い道を考えるための教材と
考えるべきなのかもしれない。

それにしても、パーキンソンの
法則の偉大さはすごい。 
こん詰めて考えてみると、
人間の業の深さを思い知る。

有り金を使いきっちまう前に
500円の朝ラーメンセットで幸せ
を掴みきっちまう自分に
呆れながら。

これで500円だよ

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