また一つ見つけた都会のオアシス、サウナ東京〜サウナリーマン日記第95話〜
いいサウナ施設は混んでいる。
休日ならば言うまでもなく。
混んでいるのが、にぎやかで
楽しいという人もいるが
私はストレスに感じるタイプだ。
だからより新しくてスタイリッシュな
施設に行くときは平日の夜である。
昼間に行きたいが、働き蟻の凡人
サラリーマンはなかなかそうもいかない。
今回訪れたのはこちら。
サウナ東京である。
東京・赤坂の中心に位置する「サウナ東京」は、都内の喧騒から離れた癒しの空間である。5つの異なるサウナと3つの水風呂、さらには60席の休憩スペースが用意され、ゆったりとリラックスできる施設だ。
まず、
訪れるやいなや目を引いたのが「蒸喜乱舞」というサウナ。
ここは最大40人が入れる広々とした空間で、照明やサウンドが自動制御され、アウフグースショーも楽しめる。
音楽と共に蒸気が拡がる瞬間は、仕事の疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれる。二酸化炭素を自動で検知して換気するシステムも導入されており、常に快適な環境が保たれている点が非常に嬉しい
次に体験したのが「手酌蒸気」というセルフロウリュが楽しめるフィンランド式サウナだ。
ラップランド地方から直輸入したケロ材が使用されており、自然な木の香りが漂う。セルフロウリュによって蒸気が増し、体全体が包み込まれるような感覚が得られるのは、他のサウナにはない体験である。特に、セルフロウリュのタイミングを自分で調整できるため、自分好みの蒸気量を楽しめる点が特徴的だ。
続いて訪れたのが「瞑想」という低温で高湿のサウナである。名前の通り、瞑想するかのように静かな空間で、ゆっくりとした時間を過ごせる。高温ではないため、サウナ初心者やゆっくりと汗をかきたい人にもおすすめだ。このサウナは他のサウナと比べて湿度が高く、じわじわと汗が出てくる感覚が心地よい。日々の忙しさから離れ、まさに瞑想のように自分と向き合える空間であった。
個室のように区切られているのも
居心地が良かった。
そして、
古き良き昭和を感じさせる「昭和遠赤」も
体験した。
私がよく言うアチアチドライ型サウナである。
遠赤外線のストーブを使った高温サウナで、
昭和の銭湯を彷彿とさせるカラカラ系の
熱さが特徴的だ。
ここではサウナ室にテレビが設置されており、昔ながらの雰囲気の中で汗を流すことができた。まるで昭和にタイムスリップしたかのような懐かしさが漂い、現代の高機能なサウナとは一味違う魅力がある。
水風呂にもバリエーションが豊富で、
15度前後の「-冷-」という水風呂では、
備長炭を使用したやわらかい水質が特徴的だ。
肌触りが柔らかく、
クールダウンに最適な温度設定となっている。
また、22度の「-涼-」というやや高めの水風呂は初心者向けで、リラックスしたい時に最適だ。さらに、8度の「-凍-」という水風呂もあり、しっかりと体を冷やしたい人にはこのシングルが非常におすすめである。
休憩スペースは非常に広く、
60席以上が用意されている。
完全黙浴が推奨されており、静かにリラックスできる環境が整っているのはありがたい。ドリンクカウンターではデトックスウォーターやポカリ、オロポ、ビールなどが提供されており、特にオロポはサウナ後に最適な飲み物として大人気である。
300円から飲み放題を選択できるのも
ありがたい。
サウナでしっかりと汗をかいた後に、冷たいオロポを飲むことで体が一気に回復する感覚を味わうことができた。
全体を通して、「サウナ東京」は単なるリラクゼーションの場ではなく、サウナを一つのエンターテインメントとして楽しむことができる場所である。
特に、サウナにこだわりのある人や、日々のストレスを解消したいサラリーマンには絶対におすすめできる。
仕事帰りにふらっと立ち寄ることができるアクセスの良さも大きな魅力だ。また、多様なサウナが揃っているため、自分に合ったサウナを見つけられるのも嬉しいポイントである。
サウナ後の水風呂や休憩スペース、そしてオリジナルのドリンクメニューまで、全てが計算され尽くされた「サウナ東京」は、まさに都会のオアシスと言えるだろう。
また一つ見つけてしまったよ。
必ずまた来よう。