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サウナ激戦区のパネっパ〜ファンタジーサウナ&スパおふろの国〜【サウナリーマン日記第61話】

サウナ施設の激戦区。
どこを思い浮かべる方が多いだろうか。

錦糸町や上野などの多くの
名サウナ施設がひしめく町を
イメージしがちだった。

神奈川にも激戦区を見つけた。
ヨコヤマ・ユーランド鶴見さんに
引き続きやってきました。
下記はその時の施設の記事である。

そこから歩いていける距離の
エリアになんとまたタイプの違った
3つのサウナ施設が共存しているのだ。

ファンタジーサウナ&スパおふろの国。


最近、テレビの「新婚さんいらっしゃい」
でも話題になったプロ熱波師の
井上勝正さんが活躍する施設である。


残念ながら、井上さんは当日は新橋の
アスティルに行かれていたということで
お会いできずでしたが、17時の熱波の
回のチケットをゲット(200円)。


熱波師やアウフギーサーのスキルや
認知が上がれば、プロフェッショナルに
対価を払う流れは当然広がってくる
でしょう。

純粋に熱い風を送る熱波師も
いてもいいし、エンターテイメントに
徹して風を送る人がいてもいい。

彼らの生き様をこの本で
ちらりとのぞくことができてから、
よりいっそう興味が湧いている。

それこそ自分が熱波師を体験して
みてしまうとほどに。

施設によって、さまざまな特徴や
マーケティングが出てくるのも
非常に面白い。

大浴場に入ると、そこはやっぱり
おふろの国。
大小いろいろ特徴のある
お風呂に出迎えられる。

ストロングバス、日替わり湯、
バイブラバスに露天風呂。

施設の雰囲気なのか、子供連れも
多い。
わりと賑やかにおしゃべりしている
光景があっても不思議と違和感なく、
これがこの施設の日常なんだろうと
感じた。

中温サウナでは、
お父さんに連れられて
大人しく子供が座っていた。

こうやって子供がサウナに出会った
機会もいい思い出になるんだろうな。
大人になってから、きっと彼が
そう思ってくれたらいいな。

熱波の17時が近づく。
いよいよ1セット高温サウナに
入ってみる。

まずは驚く。
でかい遠赤外線ストーブである。
驚いたのは大きさではない。

「どうやってロウリュすんねん」

それが最初にわいた疑問であった。

ただサウナの一席におそらくラミネート
された立て札が置いてあり、
熱波のときのそのスペースを
使うということは察しがついた。

そして近づく定刻の時間。
浴場の入り口に首から上全体を
真っ赤なタオルで覆いつくした
大男があらわれた。

彼の手に握られた
台車の上のバケツからは、
熱い蒸気が待ち構えているように
思えた。

そしてふとサウナ室に目をやると、
すでに入場が始まっていた。
持っている番号札順に入場する
システムらしい。
筆者は最後のほうだったので、
最下段へ。
赤外線ストーブの目の前だった。


やがて大男を含む2人の
スタッフが入場。
やはり立て札のスペースに灼熱の
サウナストーン入りのバケツを
置くようだ。

それにしても自己紹介を含めた
前説が長くかなりの試練。
上段の常連さんと思われる方々は
それをじっと聞いていた。

そして私の膝元には、同じくバケツが
たたずんでいた。
はじめは単なるアロマ水だろうと思った
のだが、のちにこれも熱湯だったと
聞いて驚くことになる。

どうやらやっと前説が終わったようだ。
隣のサウナーははじめてだったのか、
前説に耐えられないのか苦悶の
表情を浮かべていた。

そしてロウリュスタート。
いきなり大量のアロマ熱湯が
バケツに注がれる。
直近のエリアのサウナー達の
声にならない感嘆の声が響く。

スタッフの旋回が始まり、
エンジンがかかる。

最下段でなければ耐えられなかった
であろう。

そして108回の熱波がサウナ室
全体に送り込まれる。
全員でパネっパの大号令である。

個別に風を送るのではなく、
一体感を重視した演出になっている。

上段のおじさんサウナーのみなさんは
前説を一緒に乗り越えたせいなのか、
「パネっパ」の掛け声にも
謎の一体感を醸し出す。

無事に完走。

最下段で程よい達成感と心地よさ。
水風呂でプールのようにはしゃぎがちな
子供たちとそこをもろともせず、
突入するガチサウナー達のコントラストが
面白い。

久しぶりに施設内のサウナ飯も
いただく。
パネっパジョッキのインパクトは
すごい、達成感さらに上乗せ。

大きさ伝わるかな


そして正式なメニュー名は忘れて
しまったが肉にら味噌ライス。
ボリューム満点。
美味しくいただきました。

ボリューム満点


スーパー銭湯をここまで、
スーパー銭湯らしく楽しむ。
今までなかったかもしれない。

ソロサウナーから家族連れまで
幅広くサウナを楽しめる
希有な施設なのかもしれない。

また来よう。

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