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ブーツの脱ぎ履きが楽になって見た目もオシャレになるアイテムを作りました

ブーツって脱ぎ履きが手間じゃありませんか?外食で座敷から出るときや、試着室から出るときなど、、人を待たせてしまって焦ったりした経験がある人は少なくないのではないでしょうか。

そこでこのアイテム「カスタムジップパーツ」の登場です。「ジッパーユニット」や「ブーツジッパー」などとも言われています。

靴本体とパーツを靴紐を使ってくくりつけているだけなので、ご自身の手で取り外し可能な作りになっています。

元のルーツは、消防士が緊急出動するときに素早くブーツを脱ぎ履きできるように作られたアイテムだそうです。

最近ではよく散見しますが、ほとんどは平たい革にファスナーを縫い付けた作りが一般的です。

ただ、足の甲は滑り台のようにカーブ形状で、側面も丸みを帯びています。イメージしてみてください。長方形の厚紙を足の甲にピタッと貼り付けて歩くと、厚紙はどうなりますか?何回も曲げ伸ばしを繰り返しているうちに、シワがよって型崩れするのではないでしょうか。

左:市販のジップパーツ
右:HOLO作のカーブタイプ。ご依頼品。
お客様撮影

平たいタイプのジップパーツではそれと同じことが起きて、見た目がかなりラフになります。それをかっこいいと思うならそれでいいと思いますが、個人的にはその無骨さが好きではありませんでした。

そこで私は、「ジップパーツを最初から滑り台状にすればいいのでは?」と思い、このカスタムジップパーツを設計しました。

左:一般的な平たいタイプ
右:HOLO作のカーブタイプ

おかげさまで、「見た目がいい」、「脱ぎ履きが楽」というお声をいただいております。本当に作ってよかったなと思います。

片手が塞がってしまいがちな子育て中のママさんや、髪の毛がブーツの中に入ってしまう美容師さんなどからも好評をいただいております。

全てのブーツに合うわけではないので、商品画像のサイズ表やレビューをご参考にしていただければと思います。DMやLINEでもご質問・ご相談は受け付けております。今のところ、ドクターマーチンやZARAなど、アイレットの間隔が狭いブーツに合っています。レッドウイングやDannerなどは厳しいです。

私は靴修理職人の下積み時代のときにこのジッパーに出会いました。お客様から預かったブーツにこのジッパーがついており、当時の私は衝撃を受けました。

早速自分が履いていたドクターマーチンに自作のジップパーツをつけたところ、その快適さに感動したのを今でも覚えています。
見た目もオリジナル感が出ますし、機能性とファッション性を持ち合わせたこの素晴らしいアイテムを広めたいという気持ちに駆られました。

友人に作ってプレゼントすると喜んでもらえて、現在ではありがたいことに500セット以上を販売してきました。

ちなみにこのジップパーツは
工場での外注生産品(OEM)ではなく、私HOLOが一つずつ作製して発送しております。

パーツは立体形状なので作業工程が多く、ファスナーはYKKの最高級ラインのEXCELLA®︎を使用していますので価格はやや高く感じるかもしれませんが、ショップのレビューの熱量は高く、ありがたいです。

是非、このアイテムを手に取った方の足元が素敵な一足になるように願っております。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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