プレゼンテーションスキル【コミュニケーション・実現力】
【プレゼンスキルの意義】
目指すべき良いプレゼン=人が動くプレゼン
→聞き手の状態がプレゼン後に意図した状態になること
ビジネスパーソンに求められるプレゼンは、目的に向かって「聞き手を動かす」もの
益々求められるプレゼンスキル
・提案営業の定着
・プレゼン用のソフトの進化
・海外の名プレゼンの動画
・部下や同僚とのコミュニケーション
・社内外のグローバル化
【プレゼン準備の基本ステップ】
(1)目的を押さえるプレゼン後に、聞き手にどんな状態になって欲しいか具体的に考える
→聞き手の認識、感情、行動がどうなって欲しいか
(2)聞き手を理解する
聞き手について情報を集め、聞き手を動かすのに何が効果的なのかを深く洞察する
→聞き手がどんな人で何を既に知っていて、興味関心はどんなところにあって、何を好むか、または嫌うのか
(聞き手の情報が入らないときは仮設を立て、洞察を深めておくことが大切)
(3)聞き手の導き方を決める
ステップ(1)(2)を踏まえ、「何を」「どのように」聞き手に伝えていくか決める
【目的を押さえる】
・プレゼンの状況設定を確認する
「5W1H」で、全体感を持って把握する
Whom(誰に):プレゼンの聞き手は誰か、特に重要な聞き手は?
What(何を):プレゼンのテーマ(題目)は何か?
When(いつ、どこで):プレゼンを行う日時、場所
Why(なぜ):どういう経緯で今回のテーマ、条件で話すことになったのか
How(どのように):プレゼンを行う形式はどんなものか
・聞き手を最終的に望ましい状態まで導くために、どんな段階があるかを分析する
→最終目的からブレイクダウンして、今回はどこまで狙うことが妥当か考えておく
目的に応じて、プレゼンで伝えるべき内容は変わる
【聴き手を理解する】
聞き手は誰か?
→意思決定に影響を及ぼす人は誰か(=プレゼンで最も訴えかけたい人は誰か)具体的に考える
聞き手のどんなことを知りたいか
①聞き手自身の状況
・組織上の地位、立場は?
・どんな経験や能力を持っているのか?
・性格・価値観・認知スタイルなど
②今回のテーマに関する認識・意見・感情
・興味・関心の強さは?
・何をどこまで知っているか?(認識レベル)
・聞き手が困っていることは?
・聞き手にとってメリットがある話か?
デメリットがある話か?など
③聞き手と自分との関係
・聞き手は自分について、何をどの程度知っているのか?
・自分との利害関係・力関係は?など
→世の中の公開情報やヒアリングで情報を得ておく
(生情報を取り、さらに洞察を加える)
場数を踏むことで洞察の精度は上がっていく
【聴き手の導き方を決める ~何を伝えるか~】
①聞き手が疑問を持ちそうな点を洗い出す
②優先順位を付け、どの点にどの程度ふれるか絞り込む
③絞り込んだ疑問点に対し答え(メッセージ)を考える
④それぞれのメッセージについて、根拠や理由付けを考える
→聞き手の大きな問を踏まえて、メッセージを出していく
そして、そのメッセージをサポートする材料を集める
→聞き手の視点に立って、疑問にストレートに答えている
→わかりやすく誤解のない表現になっている
→聞き手の理解を超える説明はしない(専門用語など)
【聴き手の導き方を決める ~どのように伝えるか~】
話の流れ=「ストーリーライン」づくり
①聞き手が主に知りたいことに、できるだけ早く到達する
(=プレゼンで”飽き”は大敵)
②聞き手の関心が高いことになるべく多くの時間を割く
→知りたいことを前に、関心あることを手厚く
【スライド作成のチェックポイント】
①1Slide・1Messageになっているか
②見やすさ・わかりやすさに気を配る
(離れた場所から見ても瞬間的にわかりやすいか?)
→文字は十分に大きく
→余白・行間を取る(強調したい点に視点がいくように)
③伝えたいことがメッセージになっているか
→目に飛び込んでいるところに示されているか
→単なる「タイトル」ではなく伝えたいメッセージを全面に出す
【立ち居振る舞いのチェックポイント】
①アイコンタクト
②姿勢
③動作
【話し方のチェックポイント】
①ひげ言葉を使わない
②語尾までハッキリ発音する
③「間」を効果的に使う
→「心の余裕」が必要
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