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サバイバルゲームの始めかた

この記事は2021年のGoodpatch Anywhere アドベントカレンダー1日目の記事です。

今夏から株式会社グッドパッチでGoodpatch Anywhereの組織拡大に参画しつつ、この11月にサバゲー部部長に就任しました大堀です。

サービスデザインや組織論について偉そうなことを書くとブーメランで返って来そうなので、今年のアドベントカレンダーは趣味の話を書こうと思います。

サバゲー歴7年の若輩者ですがサバイバルゲームこと通称サバゲーをご存知ない方やこれから始めてみたい方に向けて書いていきます。


サバゲーはスポーツではない

サバゲーは通常2チームに別れて勝敗を競うゲームです。フラッグ争奪戦や殲滅戦などのルールと陣地を入れ替えながら、1日に十数回ゲームを繰り返して楽しみます。引き分けもありますがゲームごとに勝敗がつきます。

ただ正直なところ勝敗はおまけで午前中の勝敗なんて午後には大体忘れられています。

じゃあ何を覚えているかというと、印象に残ったシーンなんですよね。自分がたくさんヒットをとった瞬間とか、ヘッドショットをくらったとか、手榴弾でやられたとか、盛り上がったところを鮮明に覚えているんです。

多くの参加者にとってゲームの勝敗は遊ぶための大義名分で、自分なりの思い出を持って帰るのが目的で参加しているのだと思っています。(勝敗が大事な人もいます)

例えば先月の貸切ゲームで自分が覚えているのは

フラッグ戦で相手フラッグを取ろうとした瞬間、後ろのロッカーから敵が出てきて背後を撃たれた
ターミネーター戦で無敵のターミネーター役をおおせつかり、必死で隠れる同僚のお尻をショットガンで撃ち抜いた

とかそういう個人的なハイライトを覚えています。個々のゲームの勝敗なんて覚えていません。

とはいえ全然相手を倒せず活躍できないのも面白くありません。当然サバゲーにも上手くて強い人はいます。これから始めるにあたってどんな技術や考え方が上達に必要なのでしょうか。


1.隠れる技術

サバゲーの6割はかくれんぼです。先に敵を見つけた方が絶対的に有利で、一撃でヒットを取れれば反撃も受けません。基本姿勢は匍匐(ほふく)で頭を下げて、ギリースーツなど装備で隠蔽性を高めることもできます。

移動時に足音や物音をたてないことも立派な技術です。本物の忍者がサバゲーに来たら、ゴム製ナイフだけでも勝てるはずです。(多くのフィールドでナイフアタックは禁止されています)

2.索敵技術

相手がどこにいるかを発見する力です。当然視力が悪いと不利です。初心者でも相手の気持ちになって、バリケードの裏や木の根元などには敵がいる前提で動きましょう。

特にチームの拮抗線(前線)を大まかに把握できるようになると「ここから先は危ない」などの予測がつきます。この前線を把握するには最初から前線にいれば容易なのでスタート直後からダッシュで前に出るべきです。いつまでも後ろで敵を待っていても場数を踏めませんし、いざ攻めに転じようとしても、敵の居場所を味方に教えてもらわなければいけません。

3.射撃技術

当然ですが射撃技術も大切です、ただし先にあげた2つよりは優先順位は低いです。実弾と違ってBB弾は壁を貫通しませんし、弾はホップアップして長距離になると山なりに飛んできます。弾速も法律で厳しく制限されているので20-30mも離れれば目視で弾も避けられるからです。

銃身についている照準器や光学機器(スコープやドットサイト)などが合ってさえいれば大体当たります。咄嗟の射撃は練習が必要でしょうが、エアソフトガンの多くは引き金を引けばすぐ撃てます。

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ここまでは心構えについてでしたが、男子は特に気にするであろう武器についても少し捕捉します。

銃の性能①弾の飛距離

サバゲーに用いる銃(エアソフトガン)の出せる弾の威力は法律で定められており、朝イチでフィールドスタッフさんが弾速チェックを行います。ここで弾速オーバーだと本当に警察に連れて行かれます。弾の重さと初速をかけたエネルギー量が、日本では約1ジュールまでとなっています。

法律に触れない程度にスプリングを強力なものに変え、BB弾を速く遠くに飛ばすカスタムは一般的です。屋外の広いフィールドならある程度勝ちやすくなると思います。

それでも上手い人が立ち回ればどんな弱い銃でも相手の意表をついて前線を上げていけるので、弾速アップは上達に必須のカスタムではありません。

銃の性能②発射までの時間差(キレ)

現在主流の電動エアソフトガンを使う場合、モーターの動力でギアを回し撃ち出すまでにコンマ数秒の時間がかかります。国産の市販品でよく使われるニッケル水素バッテリーでは瞬間の電力放出量が低いので、引き金を引いてから射出までにほんの少しだけラグが発生してしまうのです。

ただ近距離戦では一瞬の差で撃ち負けてしまうこともあるため、電力放出量の大きいリポバッテリーに変えて発射レスポンスを高めるカスタムも人気です。バッテリーを変えてコネクタを挟む程度で済むため簡単ですが、発火の危険性もあるためリポバッテリーの取り扱いには注意が必要です

もしくはガス圧で発射するガスガンや手動で都度コッキングするエアコッキングガンなどであれば、そもそも発射までのラグはありません。ただし連射性能では確実に電動ガンに軍配が上がります。

その他にもモーターを交換することで連射サイクルを高めたり、高性能なメカボックスに変えてみたりと銃のカスタマイズは無限に広がる浪漫の世界です。

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↑僕のSIG Air MCXはバッテリーがハンドガードの隙間から見えるのが嫌なのでストック内部に収納するようコードの取り回しを変更しモーターも純正から回転数の高いモーターに付け替えてますしさらに音が減るわけでもないけどサプレッサーで見た目を(以下略)

他にも実銃を模して発射の反動を再現する東京マルイの次世代電動ガンシリーズなんていうのもあります。撃つたびに銃が揺れるのでゲームでは不利でしかない上、バッテリーの持ちは悪いし重いんですが、僕は買いました。

結局は性能よりも自分がカッコ良いと思う銃で遊べればOKなのです。


最後に

サバゲーは勝敗を競うスポーツではなく好きな格好と好きな武器で楽しい思い出を作る遊びだと紹介しました。(異論は認めます)

銃に詳しくなくても軍隊の装備とかわからなくてもサバゲーは楽しめます。アウトドアな趣味を持ちたいと思っているそこのあなた、ぜひサバゲーを始めてみませんか。

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自分の所属するGoodpatch Anywhereは好きな場所で好きな時間だけ働けるフルリモートの組織です。サバゲーだけでなく、そんな働き方に興味を持った方はぜひ以下のサイトも覗いてみてください!

それでは

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