ネズミを捕れないネコ
毎日本をタダで配っている古本屋です。色々な本(たまにDVDやCDも)を出しているのでよかったらチェックしてみてください。
ネコは母親から狩りを教わるが、近年の飼い猫事情でネズミを捕れないネコが増えているという。
ヒトも「資源は親や社会から与えられるもの」として成長すると当然、己の力で資源を獲得することが出来なくなる。
そういう人間が増えると生産者と消費者の割合が益々偏り、脆弱な社会構造になる。
これ見て少し安心したけど、子供には優しさや協調性のような社会での振る舞い方以前に叩き込まなければならない自然の掟があると思う。
というのは、まあ、子のいないオッサンのボヤキではあるんだけど。
なんでもかんでも教育のせいにするのは実証的じゃないけど、親は口ではこう言いながらも社会というか世の中が言う教育は1階を建てずに2階部分を建てるような、国民年金払わずに厚生年金払うような教育をしてるんじゃなかろうか。それじゃ国民年金もしっかり払ってた人と同じ額は貰えませんよっていう。
頭でっかちとはそういう状態のヒトのことをいうのではないだろうか。実感としての痛みや失敗が伴っていないのに、高次のことをやろうとする。当然、空理空論となり、現実を切り開くことはできない。
ヤンキーとオタクの対比もこれを踏まえて見るとより鮮明になる。
痛みを知らなければ暴力を制御できないように、飢餓を知らなければ生産はできない。それが自然の掟。農耕は飢餓ゆえの発明だ。
公助公助と大騒ぎしたり、国家のバラマキを「勝ち取った」などと思っているようでは次世代は飢餓感を覚えることなく、従って生産を覚えることもなく、いざ資源が枯渇したときに行き詰まる。
古本屋からは以上です
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