食事と楽しむティーペアリング専用日本茶『匠の利き茶セット』
『匠の利き茶セット』は、石司麻美が厳選した5種類の製法別の日本茶を飲み比べたり、さまざまな食事に合わせたティーペアリングを体験できるセットです。
匠の利き茶とは?
日本茶本来の個性がわかりやすく、ティーペアリングに向いている製法別5種類のティーペアリング専用日本茶のラインナップです。(玉露、深蒸し茶、浅蒸し茶、棒茶、ほうじ茶)
日本に数多くいる茶匠の中でも、特に真摯にお茶に向き合い、その人柄がお茶に表れるような、私が尊敬する卓越した茶匠の手がけた日本茶を選びました。
日本茶を単独で「主役」としてお楽しみいただくのはもちろん、料理やスイーツの味わいを深める「名脇役」としてのティーペアリングもお楽しみください。
匠の利き茶セットでできること
・製法別5種類のお茶の利き茶ができる
・料理やスイーツに合わせてティーペアリングを楽しめる
・水出しが基本なので、急須を持っていない方でも楽しめる
・水出しすることでカフェインレスになるため、お子さまも楽しめる
セット内容
・ティーペアリング専用日本茶5種類
(玉露、浅蒸し茶、深蒸し茶、棒茶 各30g、ほうじ茶 20g)
・楽しみ方のしおり
利き茶にあたってご用意いただくもの
・日本茶を水出しするためのスケール(はかり)、ボトルやタッパー、茶こし、冷蔵庫
製法別5種類の匠のお茶
日本茶は、産地、品種、製法、摘採時期、お店ごとのブレンドなど、さまざまな基準が混ざって販売されているため、違いが分かりにくいという難点があります。
そのため、まず最初に製法別の日本茶を知ることで、産地や品種の違いが分かりやすくなります。
匠の利き茶は、単独で飲むことも食事に合わせることもでき、お茶の良し悪しが出やすい水出しで淹れても美味しく楽しめる厳選された日本茶です。
玉露
日本茶の最高峰である玉露。
収穫の2週間ほど前から茶畑に覆いをかぶせて日光を遮ることで、旨味成分を引き出して作られたお茶です。一般的な玉露は、旨味の強さと海苔のような特徴的な香りで好みが分かれやすいお茶ですが、ビギナーの方にも飲みやすい玉露を選定しました。
茶匠:牧野 直
煎茶の流通が多い静岡市の中で、代々、玉露やかぶせ茶などの高級茶を取り扱う数少ない製茶問屋さんです。
熟成の仕方や仕上げ方など玉露のことを知り尽くし、多彩なタイプの玉露を扱っていらっしゃいます。温厚な人柄で、心からお茶を愛し、茶葉をなでながらお話してくださる方です。そんな心を込めてお茶と向き合う愛情が、お茶の選定や仕上げにも表れています。
深蒸し茶
煎茶を製造する最初の工程に、お茶の葉を「蒸す」過程がありますが、その蒸し時間が1分以上の煎茶を一般的に「深蒸し茶」と呼んでいます。
静岡の島田、牧之原地域や、鹿児島など、平地で日照時間の長い場所で育ったお茶の葉は厚く育つため、時間をかけてしっかりと内側まで蒸す「深蒸し」製法が向いています。内側の繊維までしっかり蒸されるため、まろやかで飲みごたえのある味わいが特徴です。
茶匠:前田文男
お茶の鑑定をする時、水の違いまで言い当ててしまうという研ぎ澄まされた味覚と嗅覚の持ち主。日本茶のオリンピックともいわれる全国茶審査技術大会で、1997年に初めて最高位の十段を取得。それまで八段までしかなかった段位を、前田さんの成績がずば抜けていたため、審査員がもっと上の段を作らざるを得なかったという伝説的な茶匠です。
浅蒸し茶
煎茶を製造する最初の工程に、お茶の葉を「蒸す」過程がありますが、その蒸し時間が30秒以下の煎茶を一般的に「浅蒸し茶(普通蒸し茶)」と呼んでいます。
日照時間の短い山間地で育ったお茶の葉は薄く育つため、繊維を壊さないよう短時間で蒸す「浅蒸し」製法が向いています。
蒸し時間が短いため、お茶の香り成分(揮発成分)が残り、飲んだ後に残る爽やかな余韻が浅蒸し茶の醍醐味です。
茶匠:片平次郎
静岡市清水区の標高350mの山間地にある富士山を臨む茶畑でお茶を育てる茶農家さんです。
静岡で栽培される品種の8割以上がやぶきた茶なのですが、片平さんは、既成概念に囚われず、20品種以上のお茶を育てています。標高の高さ、傾斜、谷間など気温や陽当たり、風の流れ等、それぞれの品種を適した場所へ改植するなど、そのお茶に合った栽培方法を探求しています。とても根気のいる作業にも関わらず、片平さんはお父様共々、苦労を苦労とも思わず、お茶が元気に育つ姿を見守りながらとても楽しそうに日々お茶に向き合っています。
棒茶
煎茶を製造する際、取り除かれるお茶の葉の茎の部分を集めたもの。茎茶とも呼ばれます。
苦味渋味が少なく、旨味成分のテアニンの含有量が多いため飲みやすい味わいが特徴です。茎の部分は葉に比べて水分が多いため、表面だけ火入れしたお茶は時間が経つと香りが抜けて味が変わることがありますが、前田さんのお茶はじっくりと丁寧な火入れがされているため、時間が経ってもその繊細な味わいが保たれます。
茶匠:前田文男
表面的に茶葉に火を入れて(焙煎をして)香ばしさを強調する製茶問屋さんも多い中、前田さんの緑茶は、ガツンとくるインパクトではなく、いつまでもずっと飲んでいたくなるような、飲む人に寄り添うような味わいが特長です。
自分を表に出すことなく、あくまでもお茶の個性を尊重し、通常の何倍も手間をかけて丁寧に仕上げる、そんな作品とも言えるお茶を手がける匠です。
ほうじ茶
緑茶を原料に、お茶の葉を焙じた(焙煎した)もの。焙煎度合いや、原料となる緑茶の種類(煎茶、番茶、棒茶)で味わいや香りが異なります。
匠の利き茶セットのほうじ茶は一番茶を原料としているため、一般的なほうじ茶よりも旨味成分が多くまろやかな味わいが特徴です。
茶匠:山梨宏一
ほうじ茶や発酵茶に特化した、茶匠の中でも稀有な存在です。日本茶の新しい価値を生み出すことを目的に設立された日本茶アワードの発足に尽力した方でもあります。
とにかく知識が豊富で、科学的な香りの成分などにとても詳しく、全国の茶匠さんが分からないことがあると聞きに来たり、工場見学に訪れたりと、茶匠の中でも先生的な存在です。誰に対しても惜しみなく教え、時間を忘れてお話してくださる方です。優れたほうじ茶の仕上げ技術をお持ちで、全国の製茶問屋さんが依頼してくる、厚い信頼を寄せられている方でもあります。
水出しをおすすめする理由
淹れ方が安定する
日本茶はお湯で淹れる場合、温度、お湯の量、お茶の葉の量、抽出時間などが少し違うだけで、渋味が出たり濃さが変わったりする繊細なお茶です。
そのため、水出しで抽出することによって、誰が淹れても簡単で安定的な味わいを出せます。
苦味や渋味が少ない
日本茶は、お湯で淹れることで苦味や渋味成分が多く抽出されます。
しかし、水出しで抽出することによって、苦味や渋味成分の抽出が減り、旨味成分が前面に出るため、お子さまや苦渋味が苦手な方でも美味しく楽しめます。
カフェインが少ない
日本茶は、お湯で淹れることでカフェインが多く抽出されますが、水出しで抽出することによって、カフェインの抽出量が減り、カフェインレスになります。
そのため、お子さまや寝る前でも安心してお召し上がりいただけます。
温かくして飲む場合は
水出しで抽出した日本茶を、レンジで温めたり、濃い目に抽出させたものにお湯を足せば、カフェインレスのまま温かい日本茶も楽しめます。
料理の味わいをより深める
日本茶は水出しで抽出することで苦渋味が減るため、料理の味を邪魔せず、旨味成分が料理の味わいをより引き立てます。
さらに、旨味成分は私たちが味を感じるために必要な、唾液分泌を促進させるため、水出しの日本茶でペアリングすることで、より料理の味わいをしっかり感じることができるのです。
(お湯で淹れた時に抽出されるカフェインは、唾液分泌を減少させてしまいます。)
価格:4,400円(税・送料別)
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