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淡々としたリズムも心地良い。適度な疾走感とノイジーなギターサウンド。Alvvays好きもスピッツ好きもまとめて撃ち抜くでしょう。「このインディーロックバンドたちがすごい!」vol. 44(2022.7.13)Moon In June、50 pears、STILL DREAMS





Moon In June

2018年結成の新鋭ドリームポップ Moon In June
大ヒットとなった前作で東京インディー・シーンにその存在を知らしめた。
そんな彼らの新作がネクスト・ステージ到達を告げる傑作です!

前作の延長線上にありつつも、ジャンルをぶち抜く凄まじい歌の良さ。
ギターポップ、シューゲイズ・ポップを踏まえた上で、
シーンを超えて話題となる予感に満ちています。



淡々としたリズムも心地良い。
適度な疾走感とノイジーなギターサウンド。
Alvvays好きもスピッツ好きもまとめて撃ち抜くでしょう。
かつてHomecomingsやFor Tracy Hydeに感じたトキメキにも似ています。

今年のジャパニーズ・インディーポップ、見逃し厳禁の作品のひとつだと思います!




50 pears

2016年結成の東京の3人組。
もうすぐリリースのフルアルバムが、決して派手では無いですが非常に良質な作品です。

「波の一生」がテーマだというコンセプト作。
全体的にキラキラとしたギターサウンドとは対照的に、
ひんやりとした美声、夢うつつのようなメランコリックな美メロが終始貫かれるところに個性を感じる。

初期のColdplayやTravis、さらに遡ってR.E.MやThe Smithsを連想するような憂いを含んだ美メロがぐっときます。



音作りにも収録曲一曲ずつに細やかな違いがあって、すごく丁寧に作られたことが伝わってきます。

50 pearsがこのアルバム制作の際に参考にしたアーティストをまとめたプレイリストがあるのですが、そこにはDeerhunterやreal estate、坂本慎太郎などの名前があります。
ミツメが好きな人にもぜひおすすめしたい。





STILL DREAMS

かつてはJUVENILE JUVENILEというシューゲイズバンドでも活躍したメンバーによる大阪の2人組。
なんと彼らスペインの超名門インディーポップ・レーベル Elephant Recordsからワールド・デビューもしています(!)

糖分オーヴァードーズ、まるで耳からネオン管をぶち込まれているような、
もの凄い即効性の激甘胸キュン・シンセポップ・サウンド!




リアルタイムじゃない世代による理想の80sポップみたいな不思議な感覚がしました。
シンセポップ、80sポップを
チルウェーヴやニューゲイズ、Vaporwaveやフューチャーファンク、
ゲーム、アニメカルチャー浸透以降の、現代のフィーリングでアップデートしているような不思議な感じ!


Elephant Records繋がりでHELEN LOVEを連想する人もいるでしょう。
Yumi Zoumaが好きな人にも刺さるはず!

ちなみにジャケット・アートワークの素晴らしさも彼らの魅力を増幅しています。


7/27には新作リリースも予定されています!
ぜひチェックしてください。





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