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the TRUMAN show

ライティング修行のため好きな映画のレポートPart2。
ネタばれ・個人の思想が入りますのでご注意を。

この映画は私にとって、勇気を出したいときに背中を押してくれる映画である。

STORY

トゥルーマンは保険会社の平凡なセールスマン。しかし彼は自分の生活が少し変だと思い始めた。もし自分の人生が、実は“演出された作りもの”だったら…?
鬼才ピーター・ウェアー監督のもと、才人ジム・キャリーが絶妙な名演技を見せて絶賛されたヒューマン・コメディの傑作。

CAST&STAFF

監督 Peter Weir
脚本 Andrew Niccol
製作 Edward S. Feldman
   Andrew Niccol
   Scott Rudin
   Adam Schroeder
主な出演 Jim Carrey
     Ed Harris
     Laura Linney
     Natascha McElhone

好きなポイント

・リアルではまずできない設定。
・Jim Carreyの笑顔のかわいさ
・もう1回見たくなる伏線と俳優さんの細かい挙動

リアルではまずできない設定

お母さんのお腹の中~社会人になるまで24時間放映するとか、
島全体の天候まで調節できるとか、
普通では考えられないあらすじから惹きつけられる設定。
脚本のAndrewNiccolの想像・創造力に感銘をうけた。
調べたらThe Terminalの原案もこの人で納得。
※The Terminalはまた別でレポートする予定。

Jim Carreyの笑顔のかわいさ

人に好かれるポテンシャルを持っている人っているじゃない?
懐にスッと入ってくるというか、人に壁をつくらせない人。
すごく主観かもしれないけど、Jim CarreyやTom Cruiseの笑顔って
万人受けする笑顔だと思う。安定していてCM向きだな~と感じた。
”24時間放映される”という主人公にはもってこいのイメージ。

もう1回見たくなる伏線と俳優さんの細かい挙動

エキストラさんたちの”日常生活を演じている感”を
ちゃんと感じられるような演出が本当に絶妙でおもしろい。
”Truman Show"はCMも兼ねているので商品のさりげないアピールとか、
もう1回ちゃんと見てニヤニヤしたい。
また最後のキラーワードとなるTrumanのセリフも大好き。
ふぅーう!ってなった(笑)
言語化できなくて擬音しか書けずレポート失格(笑)

最後に

この映画はSF×ヒューマンドラマだ。
Trumanが周りを疑っておかしくなりつつも、
つくられた世界から必死で脱出する姿をみて
アドラー心理学の”人は常に「変わらない」という決心をしている”を思い出した。
この意味は、人は現状に不平不満を持っていたとしても「このまま」でいるということが楽であり、変えられたらと思いつつ実は自身で「変わらない」という決心をしている、というライフスタイルの提唱。

もし自分がTrumanの立場だったら、自分の生活が全世界に放映されていたら
脱出したいとは思うだろうけど、外の世界には家族もいない、友人もいない、どんな世界かもわからない場所。
そんな場所に行くくらいなら、今のつくられた世界で生きていくほうが楽かもしれない。そう思う可能性もある。
でもTrumanは脱出を心に決めて、恐怖を乗り越えていく。

変化を恐れず新しい世界へ踏み込む勇気を思い出すために、見たい映画です。

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