連載企画　〇〇を組織論する　＃１　ディズニー

「ハハ、ミッキーだよ!」

皆さんも人生で一回はこのモノマネを試したことがあるのではないでしょうか。

そう、今回は新しいエリアが近々公開されると話題の ”夢の国” 東京ディズニーワールドを経営するオリエンタルランドとすべてを統括するディズニー社の組織像に迫ります。

日本では根強い人気を誇り、ある意味神格化されているような立ち位置にいるディズニーですが、どのような組織体制が敷かれているのかといったところにはあまり焦点が当てられていません。

果たして、夢の国と騒がれるディズニーはマネジメントも夢が詰まった体制をくんでいるのでしょうか。

まず、読者のみなさんにも考えて頂きたいのがディズニーのマネジメント力の特筆すべき点なのですが、真っ先にあがるのは言わずもがなブランド力でしょう。

先にも既に述べましたが、日本においてディズニーは神格化されており、中には”年パスホルダー”のような、高額のチケットを購入し、年に何回もディズニーを訪れる人も少なくないようです。

では、何がこのような強いブランド力を可能にしているのでしょうか。

調べ上げていく中で、いくつかキーとなりそうなディズニー本社が掲げる理念、オリエンタルランドによる現場のオペレーション、教育体制等が見つかりました。

次章からはディズニーという特殊な世界観を支える現場体制に注目し、ディズニーの本場ともいえるカリフォルニアのディズニーリゾートとの比較を通して、組織文化からディズニーとオリエンタルランドを紐解いていきます。