【チャレンジ過去編①東大の受かり方:概要】東大の受かり方と自己紹介
こんにちは!
2020年度現在、東大に5回合格した東大合格高校教師、略して「東大先生」の北斗です。
(それっぽいキャッチフレーズを名乗ってみました。笑)
非常に偉そうに言えば、
大学受験業界において、教え子を毎年のように何百人と東大に合格させている優秀な先生は、各教科で大勢いらっしゃいますが、
(私も参考書や映像講義でお世話になりました)
自分が東大に合格できる実力を持った、すなわち、自分の担当教科だけでなく5教科での総合的な「東大の受かり方」を知っていて、かつ自分で実践した先生は多くありません。
(どちらの方が偉い、という話ではなく、単に違いとしてです)
スポーツで言えば、現役プロ選手かつ現役プロコーチ。
尊敬する各種目のトップアスリートたちのように、自分は勉強の分野で(大学受験には限らず)、生涯現役選手として「学びのアスリート」であり続けたいと思っています。
東大に5回合格?
なお「東大に5回合格」というのは、差別化とインパクトを狙って書かせていただいておりますが、かなり昔の話も入っているのでアピール力は弱いと承知しています。すみません。
一応、2002理科二類、2007大学院(農学)、2008大学院(教育学)という3回の東大および東大院の合格を、近年の2回(2020理科一類、2018文科一類)と合わせて「計5回」として表記しております。
入試の得点は?(2018文科一類)
「偉そうに『東大合格!』なんて言っているけど、実際の実力はどの程度なんだ?」とお思いでしょう。
「どうせギリギリで合格最低点を超えただけでしょ?」
はい、その通りです。
優秀な受験生が多い東大受験において、入試得点上位を狙うのは極めて困難です。
でも、合格さえしてしまえば入試得点は全く関係なく、入学後一斉に再スタートです。
東大進学を目指す受験生のみなさんは、ぜひ合格最低点突破をまず目標にしてください。
「東大主席合格!」は非常にインパクトがあって私も狙ってみたいところですが、それは余裕を持って合格点を突破できるようになってからの目標にしましょう。
さて、私の入試結果です。
【2018文科一類】
◆センター試験
英語:188/200
数学IA:100/100
数学IIB:100/100
現代文:92/100
古文漢文:80/100
日本史B:82/100
地理B:95/100
物理基礎:50/50
化学基礎:50/50
合計:837/900(93%)でした。
これが110点満点に換算されて、二次試験に加算されます。
◆二次試験(文科)
センター換算:102.3000/110
国語:69/120
英語:41/120
数学:68/80
日本史:36/60
地理:44/60
合計:360.3000/550でした。
この年の文科一類の合格点は、
合格最高点:454.3111
合格平均点:381.0984
合格最低点:354.9778
だったので、最低点+5点という実にギリギリの合格でした。
でも、繰り返しになりますが、それで良いのです。
高校生活を送りながらの受験勉強、使える時間には限りがあります。
私も教師としての仕事をしながらの受験勉強で、学習時間を作るのには苦労しました。
高得点での合格は非常に尊敬に値する実力と成果ですが、大学入試自体は合格さえしてしまえばそれで終わり。
主席合格も最低点合格も、入学後の立場は全く同じです。
(それに、自分から言わない限り、誰にも分かりません)
東大に入りたければ、まずは最低点突破を目指しましょう。
入試の得点は?その2(2020理科一類)
より新しい方の受験結果です。
【2020理科一類】
◆センター試験
英語:194/200
数学IA:97/100
数学IIB:98/100
現代文:97/100
古文漢文:79/100
地理B:77/100
生物:91/100
化学:97/100
合計:830/900(92%)でした。
文科と同様、これが110点満点に換算されて、二次試験に加算されます。
◆二次試験(理科)
センター換算:101.4444/110
国語:41/80
英語:69/120
数学:58/120
化学:35/60
生物:42/60
合計:346.4444/550でした。
この年の理科一類の合格点は、
合格最高点:475.7222
合格平均点:352.5810
合格最低点:320.7222
だったので、最低点+25点というギリギリの合格でした。
(平均点にも届いていません)
でも、それで良いのです。(繰り返し3度目)
東大の受かり方は?
もちろん、私が取り組んだ学習方法は、あくまで1受験生の事例に過ぎません。
しかし、現役の高校教師として生徒の受験指導をしながら、そして学習や教育に関わる心理学や認知科学等の専門書も多数読み、かつ自分を実験被験者として使いながら組み立ててきた学習法です。
現に、2018文科一類の受験においては、学校では教わったことがない日本史Bや地理Bを独学でゼロから学習し、東大合格レベルまで得点を高めることができました。
自分の担当教科でない英語や国語も同様です。
最も効果的な学習である、と断言することは到底できませんが、少なからず効果がある方法ではあります。
また、日々の仕事を終えてからの受験勉強生活だったので、現役生や浪人生のように1日に十何時間も勉強に割けていたわけではなく、1日数時間ずつの勉強での結果です。
効果だけでなく、効率も良い学習方法であると考えています。
「365日ずっと、1日20時間ずつ勉強すれば受かる方法だ!」と言われても、実行するのは難しいですよね。
もちろん、ある程度の時間は割かなければ合格しません。
でも、闇雲に時間を掛けるだけの勉強は非効率的です。
ぜひ自分なりの効果的・効率的な学習方法を確立して、できるだけ最短経路での合格を目指してください。
私の学習方法がその一助となれば幸いです。
さて、具体的な学習方法は、教科・科目ごとに別記事にしていきます。
しかしここで終わるとタイトル詐欺になってしまうので、学習方法の本質だけ、ここでお伝えしておきます。
流れは非常にシンプルです。
1.過去問に挑む。(または模試など)(1セットまたは一部)
2.課題を分析する。(最も効率良く得点をアップできる箇所)
3.学習する。(長くて1週間ほど)
これだけのサイクルです。
「それは当たり前でしょ」と思える人は、あとは実行するだけです。
合格に向けて最大限がんばってください!
「もう少し詳しく説明してほしい」という人は、現在の学習方法を続けながら、新しい記事の更新をお待ちください。
くれぐれも学習を止めないでください。
過ぎた時間は誰にも取り戻せません。
東大合格を目指すならば、使える1分1秒を惜しんで学習してください。
努力する人のサポートとなれるよう、私も記事を書いていきます。
センター試験ではなく共通テストですが?
最後に、センター試験と共通テストの違いについて。
共通テストの試行調査問題を分析していますが、センター試験と同じ勉強では戦えない教科・科目が多いです。
(この辺りも後日、別の記事にまとめる予定です)
しかし教科書の範囲が同じである以上、求められる知識・技能はこれまでのセンター試験と同程度と考えるのが無難です。
その知識・技能の上に、思考力・表現力・判断力が各科目の特性に応じて求められるのです。
例えば「生物基礎」を見ると、これまでのセンター試験で満点50点を取れるだけの知識を持っていても、共通テストではやっと半分の25点取れる、という配分です。
したがって過去の受験生以上に、早い時期に「センター対策」はクリアして、「共通テスト対策」に入る必要がありあす。
負担は大きいですが、条件はみんな一緒です。
がんばりましょう!
自分が主体的に学ぶチャレンジによって、同じように学びに挑む人たちの励みや希望・応援になれたら嬉しいです! 学びの成果を世の中に還元していきます!