「仮説」から組み立てる
みなさま、こんにちは。
本日は中小企業診断士HOKU塾の「H」、浜田が担当いたします。
私たちHOKUのメンバーがお届けするセミナーの開催が目前に迫ってまいりました。
多くの方にお申し込みをいただき、ありがとうございます。
『若手・新任リーダー必見!課題すっきり解決!コミュニケーションセミナー』
~ まわりの見る目が変わる!コミュニケーション術教えます ~
日時:2021年7月31日(土) 午後1時~午後4時30分
場所:としま区民センター 504会議室
池袋駅東口より徒歩7分
もう少しだけお席がございます。
セミナー詳細、お申し込みはこちらのURLからお願いします。
https://www.kokuchpro.com/event/f316634a118bd4f6c5a2d29a3c5fb67c/
セミナー開催日は緊急事態宣言の期間内ですが、予定通り会場にて実施いたします。感染対策を徹底した上で開催します。
残念ながら懇親会は開催見送りとなりますが、参加される方々の交流の場としてもご活用いただければ幸いです。
みなさまのご参加をお待ち申し上げます。
さて、本日の内容に入ります。
何か新しいことを提案して進めていくためには、事前に説得力のある主張、説明を行う必要があります。そのために、これまでにお話してきた「ロジカルシンキング」を駆使して主張を展開していきます。
しかし、その主張を展開するための根拠は、必ずしも自分にとって有効なデータが揃うとは限りませんし、資料そのものが見つからない可能性もあります。そうすると、説得力のある主張の展開が難しくなります。
一方、最初は「○○ではなかろうか?」程度の「仮説」レベルの調査から入るとどうでしょうか。最初は根拠としては弱いものかもしれませんが、もし調査が進み新しい根拠や思い通りの分析結果が得られれば、だんだんと説得力が増していきます。集めた複数の結果を根拠として組み立てていることで、当初は仮説だったものが、最終的には確固とした主張になってくるのです。
実際には、はじめから精緻な主張や枠組みができるケースは多くないと思います。「命題」が大きくなればなるほど、その傾向は強くなるでしょう。ですので、最初はざっくりとした仮説と枠組みからスタートし、それをベースに情報収集や分析を進めていき、仮説だったものを主張と呼べるものまでに高めていきます。その過程では、枠組み自体が変わることもあるかもしれませんが、そもそも枠組み自体も「仮」のものです。リサーチと分析を進めて新しい根拠を集めてロジックを検証していくことで、これまでの仮の枠組みを修正、再構築し、最終的な主張、ロジックに仕上げていきます。最初に考えた仮説が変わることもありえますが、調査した内容や状況に応じて変化させていく柔軟性が求められます。
仮説を立てることは、ターゲットを絞るという意味でも重要です。「仮」とはいえ、ここが決まらないと何をどう調査すればいいのか、やみくもに資料をあさることになります。集めた資料を見返すだけでも相当な時間を要し、かなり非効率です。仮説を立てターゲットを絞ることで、調査範囲を限定でき情報を集めやすくなります。
ビジネスにおいては、スピードを求められることが多いと思います。限られた時間の中で効率的に進めるためにも、「仮説」から入ることは決して回り道ではないと考えます。大きな成果に繋げていくためにも、しっかりとした調査、分析と共に柔軟な対応で進めていくことが肝心ですね。
明日はHOKUのメンバー、心理学の「K」が担当します。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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