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36歳芸人のとりとめのない日常128。

こんばんは、母お好み焼きに牡蠣乗っけてもうてますやん、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

55日目。

見出し画像は僕が東京に戻った3日の母宅の夕食。広島風お好み焼きの牡蠣乗せ。あ"ー食べたかった。絶対に美味いやつやん。ぐぬぬぬぬ。そんな母・加代子は今日が誕生日。72歳、卯年の年女。誕生日おめでとう御座います。「長生きしてくださいね!」とLINEを送ると「陽(僕の本名)の道が安定するまで心配で死ねないので長生きしますよ。」と返事が来る。頑張る。けど安定したから安心してすぐに死なれても困る。安定した後にいろいろと恩返し出来る期間は確保してね。

朝。相方と明日の事務所ライブで披露するネタを決める会議。もともとは4月の新ネタライブでおろした「求婚行進曲」というアホクラシックコントで挑む予定だったのだけれど、事務所ライブのネタ見せでも微妙な反応、新ネタライブのアンケートでも0票、昨日のU&Cさんのライブでも微ウケでゆめちゃんに敗北という3連敗があったので、昨日のライブ終わりに相方から「事務所ライブのネタ変えたいねんけど。」と提案。何となくそんな気はしてしたので、今朝相方に「このネタとこのネタとこのネタはどう?」と提案。

ネタ尺、わかりやすさ、トゥインクルライブのお客さんの傾向、そんなの諸々を加味した結果、僕はとあるコントを第一候補として提案。しかしアチャさんがそのネタを否定。またその否定の仕方がすっごい嫌な言い方で。めちゃくちゃ頭に来てキレてしまった。まぁこの辺の話の詳細はまた6月の新ネタライブのトークコーナーとかで話そうと思いますけれど。まぁとにかく本当にめちゃくちゃ頭に来て家を出た。

広島に帰ってやろうと思った。銀行に行って全財産をおろしていた。アチャからは「心配してますよ」というアピールでしかない、本気の心配ではない、いや本気の心配なんだけれど僕のことを心配してとかではなく「自分にとって都合が悪い」という意味での心配で、とにかく形式上何度かLINE電話をしてきていた。本当に広島に帰って3日間くらい父の家の自分の部屋に隠れておこうかと思った。最近江戸川乱歩の本ばかり読んでいるから、なんだったらウネモトモネという存在を消してやろうかとも思った。

その後一応頭を冷やして相方に電話。相変わらず形上ではあるものの平謝りしてくる。こうやって歴代のメンヘラ彼女たちのことも適当に対処していたんだろうな。でも僕もその元カノたちも君の謝罪が心からの詫びじゃなくって「とにかくこの場を治めたい」っていう気持ちしかないのは解っているんだからな。13年間の付き合いだけれど、君が自分のことを本気で悪かったと思って詫びたことなんか一度もないんだから。

とりあえずそんな夫婦喧嘩の末に明日披露するネタは決定。僕の第一候補でもアチャの第一候補でもない折衷案。5~6分あるネタを4分に編集。それをするのも僕の仕事で、アチャさんは一切手伝ってくれない。それなのにさも「簡単でしょ?」みたいな感じで「○○のネタを4分にしたらええやん。」とか言うんだ。でこっちで編集した台本渡したらあーだこーだとイチャモンをつけてくる。先に言っといてくれよ。そしたらそれを加味して編集するんだからさ。

「とりあえずもう今日は顔も視たくないし、声も聴きたくないから、とっとと餃子屋に行け。」

と冷たく言い放って台本修正の為にPCに向かう。お尻を出しながらシャワーをしに向かうアチャ。なんだそれ。お尻出したらモネが笑って平和解決するとでも思ったんか。舐めんな。お前の尻がなんぼのもんじゃい。

が、その後アチャが明日のライブの企画案をグループLINEに投げたのをきっかけに僕から「その企画やりたいんだったら、こうした方がいいんじゃない?」と声を掛け、結局その後二人で笑いながら企画の中身を詰めていった。我ながら情緒不安定過ぎるよな、ウネモトモネ。

まぁなんだ。その、テレビ番組とか、賞レースとかそういうのじゃない普通のライブのネタひとつ選ぶのにもここまで感情が爆発して揉めるお笑いコンビも居るって話です。まぁうちらの場合アチャさんがちょっと無神経な言葉遣い過ぎる質で、僕がめちゃくちゃ神経質で感情爆発させちゃう質っていう「混ぜるな危険」の関係だからこんなことも日常茶飯事なんだけれども。その割にはよく13年も続けてこれているよな。どっちもオカシイ。

昨日のライブの楽屋でおちもりの二人と話した。新ネタ15本ライブのことを言うと森君が「『ジャパネーズさん実は3セット存在する』っていう噂流したら広まっていくんじゃないですか?」と、すると越智君が「メンヘラじゃないモネさんも居ったりな!」とすると森君が「台詞覚えの早いアチャさんも!」と。僕は「メンヘラじゃないモネと台詞覚えの良いアチャだったら普通に売れてたかもなー!」と言った。言って笑ってたけど、ちょっぴり切ない気もした。

そんな2023年5月5日の36歳芸人のとりとめのない日常でした。

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