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社会人留学後のキャリアについて

今回は留学のきっかけや帰国後の転職活動について書いていきます。

現在の仕事について

私は現在北欧資本の会社で働いています。
オーナーは北欧人ですが社長は日本人です。
社員は北欧に在住している方も数名いますが私含め基本みんな日本人です。
※過去には北欧人がいた時期もあったみたいです。
現在は日本の旅行会社への現地の航空券、ホテル、ツアー等の手配業務が中心です。
やり取りは日本と現地それぞれ半々位ですが、基本的にメールでのやり取りなのでそこまで大変ではないです。

ちなみに私は2021年3月に大学の経済学部を卒業して、そこから丁度2年間新卒で入社した金融系の会社で働いていました。
1社目の退職と同時に留学をしたので今の会社が2社目となります。

コロナ禍の新卒就活

大学生の頃は大好きな海外や北欧に携われる仕事がしたいと考えていたので、大学3年時には旅行会社や航空会社のインターンによく参加していました。

新卒就活は丁度コロナが流行し始めた頃に始まりました。
説明会は次々と中止やオンライン化に切り替えられれていきます。
面接を進めていく中で、旅行や航空系の会社の選考はほとんど中止になっていき、最終的には何とか内定を得た金融系の会社へ入社を決めました。

地獄の2年間

新卒1〜2年目は本当にきつかったです。
内定を得たから入社したという感じだったので、正直仕事へ面白さや、やりがいは全く感じられず、とにかく早く結婚して退職したいとか考えていました笑

初期配属は営業でしたが、本当にきつい人ばかりで毎日怒られてばっかでした😅
説教に加えて「あんなに怒ったからもう来なくなると思ったのに。」、「合わないなら早めに辞めた方が良いよ。」とか、チクチク嫌味も言われてました😂
(就業時間外に説教電話がかかって来るこもがあるので常にビクビクしていました、、、)

そんな中ストレスから身体面でも不調が出るようになり、社会人2年目の夏に3月末で退職して留学することを決意しました。
当時の私は会社に貢献できなかった自分のために、お金と時間を割いてもらうのは申し訳ないという思いから、送別会は不要と会社に伝え静かに退職しました😂
※その会社では1年目が業務時間外に送別会の準備を全て行うという伝統があったのですが、アルバム作りやプログラム作成等結構重労働です。

最終出勤日の帰宅時に撮影した写真。
2度とこの橋を渡りたくはありません、、、

留学はデンマークのフォルケホイスコーレ3ヶ月→ヨーロッパ周遊1ヶ月→ワークアウェイ2ヶ月という流れです。
※フォルケホイスコーレは試験や成績が一切なく、民主主義的思考を育てる北欧独自の教育期間です。

漠然とした不安に襲われたフォルケ卒業前

フォルケには日本人の学生も多く、私の様に仕事を辞めて来た方や、学生など様々なバックグラウンドの方がいました。
フォルケ留学を選んだ理由は皆様々でしたが、私は正直福祉や教育にとても関心があるわけではなく、主な理由は「北欧が好き。北欧に住んで北欧の人と関わりたい。」です。
正直金融期間で働いていたこともあって、頭ガチガチだったのか、フォルケ卒業前の私は帰国後、この経験は帰国後の就活に活かせるのかと謎の不安に強烈に襲われ、とてもメンタルが不安定でした。

ありがとうおっちゃん

その後は将来への不安を抱えながらも、ヨーロッパ周遊1カ国目のアイスランドに飛び立ちました。
そこではツアーバスで隣だった当時59歳ドイツ人のおじさんと仲良くなりました。
留学に来た経緯や今後の予定等色々お話をしましたが、帰国後の今後の未来に不安を感じていることも相談しました。
それに対しておじさんは「若いうちに世界を見ることが出来るのは凄く良い経験だよ。」、「安定した人生、自由な人生、どっちを選んでも幸せ。」ととてもポジティブな言葉を投げかけてくれました。
その中で「経験を活かせる旅行に関する仕事が特に向いてるんじゃないかな。」と言われ、そこから旅行関係の仕事なら自分の強みを活かせるのではないかと、意識する様になりました。

ツアー後は一緒にハンバーガーを食べました。

就職活動第2弾

その後ヨーロッパ周遊で色んな国を見ることで、自分にとっては北欧は特別だということを再確認しました。
そして、留学が終わっても北欧と繋がりがある人生を送りたい、次は北欧には留学ではなく仕事を通して行けるようになりたいという目標が生まれました。

周遊の最終目的地ハンガリーからデンマークに戻る機内。
約1ヶ月ぶりの北欧にとてもワクワクしていました。

帰国後は正社員としての再就職を考えていたので、北欧を軸に会社を探し、北欧のメーカー、教育系企業、旅行会社など色々探して申し込みました。(旅行関係に関しては北欧以外の会社も数社申し込んでましたが。)
しかし北欧に留学していたと言っても、未経験業界がほとんどなので、基本的には落ちまくってました。

好きを仕事にする

その中で最終的には①某日系大企業系列の会社と、②現在働いている会社が、第一希望となりました。
①は海外とは繋がりはありますが、北欧に携われるとは限りません。しかし大手であるため福利厚生はよく安定しています。
②は北欧に携われることはもちろん、出張や短期駐在のチャンスもあります。しかし小さい会社のため、福利厚生は①よりも劣ります。

家族には未経験業界なので研修制度がしっかりしていそうな、①の方が良いのではないかと言われました。
しかし、新卒就活でやりたいことを諦めた身としては、北欧を仕事に出来るチャンスは今後来ないかも知れないという思いもありました。
最終的には②を選んで仮に後悔しても逆の場合よりは納得できると感じ、②の内定が出たタイミングで①の最終面接を断りました。

①の最終面接のために実は既に
東京のホテルを予約していました。
結局そのまま東京1人旅を楽しみました。

7ヶ月経った今

自分でも驚くことに仕事に対しては、「楽しい」という感情がほとんどで、前職の様に「辛い、辞めたい」という感情は全くありません。
最初は仕事を通して北欧が嫌いになったらどうしようと恐れていましたが、今はむしろ仕事を通して北欧の新たな魅力を知り、日本人の北欧渡航に携われることに喜びを感じています。

しかし、未経験業界かつ大学も観光系の専攻ではないので、自分の知識の少なさも日々自覚しています。
今の会社で一生食べていくかは分かりませんが、しっかりと経験を積んでいき、将来的には北欧と日本の架け橋のような、いわば北欧スペシャリストになれたら良いなと思ってます。

長々となりましたが以上です。  
今後も留学での経験や北欧について書いていければと思います📝

デンマークに到着した2023年3月27日の写真🇩🇰

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