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#002 ハワイイにおける野良カートについて

ここはロングス・ドラッグス

当然のような顔をして存在するカート(2020)

ではなく Discount Fabric Warehouse という カイルア・コナの生地屋さん。

なんですが、店内には他にも、ターゲットの赤い奴など何種類かのショッピングカートが放牧されておりまして、どうやら適宜、店内の商品の入れ替え作業などに店員が利用しているらしい。布ってすごく重いもんね。

ではこれらのカートがそれぞれのスーパーからの払い下げ品だったりするのか?というとたぶんそんなことはなく、いつの間にか店外に流出し、流浪の果てに漂着した場所がここだったんじゃないか、と思われます。
いや、じつは各スーパーにこの生地屋のエージェントがひそかに潜入していて、しかるべきタイミングでこっそり流出させているのかもしれませんが。

店名やロゴをテープで貼って隠すなど "当初の多少の後ろめたさ" の痕跡がうかがえる年季物のカートがある一方、この写真のような新しめの入荷品になると、もうすっかり開き直っているのかロゴ丸出しのままで、じつに堂々たるものです。

フィールド内での放置的たたずまいが、なんかヤギっぽさを醸し出してもいます。
タイトルには野良と書きましたけど、もはや野良ではなく、安息の地を得ている感じがしませんか?


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