米中間選挙開票始まる　上院接戦、下院は共和優勢

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米中間選挙開票始まる　上院接戦、下院は共和優勢（写真=ゲッティ共同）

今年の世界の目玉イベントの一つであるスーパーチューズデー、アメリカ議会中間選挙がやってきた。現在は下院で共和党が多数派を奪還する勢いを見せ、、上院が激戦となりしぶつかり合っている状況となっている。もし議会で民主党の多数派を失えば、残り2年のバイデン政権の運営は厳しいものとなる。

中間選挙はいわゆる信任投票であり、大統領にとって１つの試練ともいえる。クリントンやオバマなどこれまで数多くの大統領が中間選挙で与党の議席数を減らし、いわゆる「ねじれ国会」状態となり、政権の運営が厳しくなった歴史がある。

今回の中間選挙の争点としては、主に人工妊娠中絶、銃規制、経済政策の３つがあげられるように思う。特に中絶の議論に関しては今年の6月に中絶を憲法上の権利だと認めるロー対ウェイド判決が最高裁によって覆され、中絶容認の民主党と反対の共和党勢力の間で議論がヒートアップしている。

そして、今回の選挙の結果が2024年の大統領選挙に影響することは言うまでもない。今後の世界を知るうえで今回の選挙から目を外すことはできない。