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166.おふでさき概説 第十二号 後半



はじめに


二代真柱中山正善氏(以下二代真柱)ご執筆の「おふでさき概説」を気軽に復習できるものが欲しいと思ったので、自分で作ってしまおうと思いました。
天理教信仰者としては、一度は目を通しておきたい本の一つだと思いますが、中々本を読む機会が無い方も多いと思いますので、そういった方にも、「おふでさき概説」の流れを知っていただけたらと思います。

前回の記事はこちら


これから各号の特色について、紹介していきますが、個々の御歌の意味では無く、各号毎の大意についてのまとめです。


第十二号

どんな病も助ける


このさきハ なんほむつかし やまいでも
いきてをどり みなたすけるで 12-50
どのよふな むつかしくなる やまいでも
これなをらんと ゆうでないぞや 12-51

「つとめ」(かぐらづとめ)の場合は、必ずしも病気だけを対象にはせずに、万のもの、全てをたすけると仰せられています。
しかし、「いき、てをどり」(おさづけ)の場合は、どうも身上に限られてくると仰っており、「ようぼく」と「つとめ人衆」の関係もここに表れていると考えられます。


教祖のお立場


次に、67と68の御歌に、教祖のお立場(性格)が明らかにされています。

いまなるの 月日のをもう 事なるわ
くちわにんけん 心月日や 12-67
しかときけ くちハ月日が みなかりて
心ハ月日 みなかしている 12-68

この御歌で注意する点は、
「いまなるの月日」は教祖の事を指し、
「心月日や」以降は全て親神様を指している。

この点に注意しなくてはいけません。


秀司の足の身上について


みのうちに とこにふそくの ないものに
月日いがめて くろふかけたで 12-118
ねんけんハ 三十九ねんも いせんにて
しんばいくろふ なやみかけたで 12-119
それゆへに 月日ゆう事 なに事も
うたこふている これむりでない 12-120

秀司の身上については、第一号、第二号にも出てきており、第十五号にも出てきます。

ちなみに、第十二号の御歌では「三十九年以前」となっていますが、第十五号の御歌では「四十三年以前」になっています。

ここでは、
「この身上を台にして教えを始めたのだ」という事と、
「心配、苦労、悩みかけたという言葉に変わってきた」という2点に注目していただきたいです。
つまり、偶然に心得違いで足が身上になったのではなくて、月日の思惑によって心配苦労をかけさせたのです。

万人の話の台として使う為にそうしたのだという言い方なのです。

第一号では心が治らないから足が治らないと強圧的でしたが、第十二号に至ると
「心配をかけてまで色々使ってきたのだから疑うのも無理はない」
という表現に変わってきています。
これをもう少し進めていくと、ここに一つの解釈が出来ると二代真柱は考えられます。


としは十一二人いるぞや


142〜149の一連の御歌の中で

このものハ とこにあるやと をもうなよ
としわ十一 二人いるぞや 12-148

この御歌に注目していただきたい。

以前も書きましたが、二代真柱は、
「つとめ人衆に呼び出された人の魂を説明する上から、元なる話をお説きになった」
と解釈しています。

「としは十一二人いるぞや」とは、現在お屋敷に居る人の話をしており、こふき話14年本に照らして思案すると、元初まりのお話とつとめ人衆の理に於ける繋がり方が伺えます。

第十二号では、つとめ人衆人ついての魂の理と実際の人の話が出てきました。
これが第十二号の特徴であり、肝心な点になってきます。


面白かった点


秀司の足の身上について、
第一号の時点では、「ざんねん」「りいふく(立腹)」と言った厳しいお言葉で表現されていたのが、「苦労かけたで」「悩みかけたで」と言ったように、優しいお諭しに変わっていたという事です。

ここで少し疑問が生まれました。

足の身上に関するお言葉が、ガラリと変わったのは一体何故なのか?
他におふでさきの前半と後半で意味が変わる言葉があるのか?

この疑問に関しては、誰かが先行研究として論文を書いている可能性もありますので、今度調べてみたいと思うところです。

また、
「第十二号の御歌では「三十九年以前」となっていますが、第十五号の御歌では「四十三年以前」になっています。」

という所も、気になりました。

おふでさきは、時代を超えて通用するものではありますが、書かれた時点のお屋敷の状態等も、御歌を解釈する上で重要になってくる。
そのことを、暗に示している御歌だと思います。


おまけタイム


どーも!今日は眠たいので「おまけタイム」を「おやすみタイム」にでも変えようかと真剣に考えた結果、やっぱり「おまけタイム」のままにして、その中で「おやすみタイム」ですと宣言して休ませて貰おうと考えている男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

今日は、マジで眠たく体力も限界なので、おまけタイムをおやすみタイムにさせてもらいます。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


ほな!


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