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99.5.不足(不平・不満)したら負け -「たんのう」解説- #2


はじめに


今日から「たんのう」の解説本編に入りたいと思います。

今回の記事は、「たんのう」について、僕の悟りをできるだけ分かりやすく、説明させていただきます。


昨日の記事を読まれていない方は、まずこちらを読んで下さい。



この記事の目的


天理教辞典に載っている「たんのう」の冒頭の説明が、これが分かれば「たんのう」は分かると言えるほど、簡潔明瞭な説明だと思いましたので、載せさせて頂きます。

「たんのう」は自分のおかれている状況をまるごと受け入れる心であり。
親神の親心を絶対に信ずるがゆえに絶対肯定の立場である。

この説明で、「なるほど、確かにその通りだ」と思えるようになれば、「たんのう」の大事な部分を理解したことになると思いますので、この説明を納得出来るようにすることが今回の記事の目的とさせて頂きます。

それでは本編に入ります。



判断は、そこに込められた意味で行う



「苦難や困難」と「人間の関係」は、ハリーポッターで例えると「スネイプ先生とハリーみたいな関係」だと思います。
ハリーポッターを見ていない人の為に、簡単に説明しますと、スネイプ先生は最初、ハリーに嫌がらせをする嫌な先生という立ち位置でしたが、本当は裏でハリーのことをずっと守っていました。
このことを知ったとき、あんなに印象が悪かったスネイプ先生が
「スネイプ先生めっちゃ良い先生やん、すき」
ってなっちゃいました。

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※左がスネイプ先生、右がハリー、真ん中がお爺ちゃんです。

これと同じで、苦難や困難も、最初は嫌なやつだと思うんですが、それが自分のために与えられていたものだったと知った時、
「苦難や困難めっちゃええやつやん、すき」
と思えちゃいます。
(この説明がよく分からない人は無視してください)

つまり、何が言いたいかと言うと、
喜べるかどうかの判断は、
起こってきた事柄で決まるのではなく、その事柄に込められた意味によって決まるということです。



「たんのう」のコツは、未来思考になること


まずは、「苦難や困難」がどのようにして「喜び」になるのか、分解し順序立てて考えてみたいと思います。

1.病気やケガ、人間関係や金銭に関するトラブル等の「苦難や困難」が起こる

2.なぜそのような苦難や困難が起こったのか、自分自身の行いを振り返ったり、前生のいんねんに思いを馳せる

3.親神様が苦難や困難に込めたメッセージを悟る

4.親心を感じ、喜べる

ほとんどの解説は、苦難や困難は、親神様のメッセージを悟ることで喜べると書かれています。


しかし僕は、「たんのう」が心に収まってくると、この順序が変わってくると思うのです。

神様が苦難や困難を、僕たちに与える理由は、
陽気ぐらし世界へと人間を導くためであり、
苦難や困難が自分や周りを成人させくれることは
「確定事項」です。

ですから、たんのうする習慣が身につき
「苦難や困難は自分の為に起こるんだ。」
とうことを、身をもって実感できるようになれば、
ある程度のレベルの苦難や困難に関しては、
まず喜びから入れるようになります

現在の状態しか見えていない場合、不足をしてしまいがちなのですが、
「たんのう」ができるようになると、過去・現在・未来(原因・事柄・結果)と起こってきた事柄に時間軸も加えて考えられるようになります。

このように、時間の流れも加味して、起こってきた事柄を考えられるようになると、

「今回の苦難も、親神様が僕のためを思って与えてくれているんだ、嬉しい」
と親神様に全幅の信頼を寄せられるようになります。

するとどうでしょう、先程の「苦難や困難」がどのようにして「喜び」になるのか、という順序が変わってきます。

1.病気やケガ、人間関係や金銭に関するトラブル等の苦難や困難が起こる

2.親神様が僕の為にメッセージを下さっている。と感じ喜べる。

3.それはどんなメッセージなのか、自分自身の行いを振り返ったり、前生のいんねんに思いを馳せる

4.神様が病気や苦難に込めたメッセージを悟る

このように、
苦難や困難に対して、反射的に喜べるようになります。

僕は数年前から、
「苦難や困難は自分の為に起こるんだ」
と実感できるようになってきましたので、苦難や困難が起こっても、まず喜ぶことから始められるようになりました。
そういった経験が元になって、
苦難や困難は即喜びへ繋がる。
と悟らせていただいています。

そうは言っても、やはりどうしても喜べないこともあります。
何でも喜べるようになったと思い込んでいた僕ですが、昨年の「母親の出直し」に関しては、喜ぶことは出来ませんでした。

しかし、神様は母の出直しを通して、僕たち家族を導いて下さったんだと、頭では理解できていましたので、
悲しみは湧いてきますが、不足は生まれませんでした。

おそらく、
「魂は生き通し」という、生まれ変わりの教理を心に収めることが出来れば、きっとこの悲しみも喜びに変わるのだと仮説を立てているとことです。


なぜ神様のメッセージは苦難や困難なのか


「神様のメッセージが嬉しいことや楽しいことだったらいいのに」
こんなこと思った事がある人はいませんでしょうか。

「陽気ぐらしが目的なら、なんで神様は苦難や困難で人間を苦しめるんだ」
このような疑問を持つ人は、信仰者、未信仰者問わず大勢いると思います。

しかし、これは至極当然のことで、筋トレで例えれば分かりすいと思います。

楽なトレーニングばかりやっても、筋肉は付きません。
筋肉を付けるためには、苦しくなるくらいのトレーニングが必要です。

人間も筋肉と同じで、楽なことばかりやていても成長しません。
苦しいことや辛いことを乗り越えることで成長できるのです。

筋トレも意味が分からずやらされている時は、ただただ辛い作業ですが、筋肉が付くことを実感してくると、その辛い作業が楽しくなってきます。

苦難や困難も意味が分からず起こってくる時は、ただただ苦しいだけですが、それが自分の為に起こっていることを実感してくると、苦難や困難も有り難いと思えてきます。

人間はまだまだ成人の途中ですので、成長の為には苦難や困難が必要なのです。


また、
ラクなことや楽しいことはメッセージにならないから、という理由もあると思います。

例えば、
ディズニーランドで遊んでいるときに、
「僕はなんのために生きているんだろう」
と思い詰めて考えている人は、ますいないと思います。


人間は楽しいことやラクなことをしている時に、なぜ楽なのかという意味を考える必要がありません。
今が楽しいならば、現状を変える必要が無いからです。

親神様は、陽気ぐらしに続く道から足を踏み外し、大きく離れていった人を、「そっちにいってはいけない」と苦難や困難という手段を使って引き寄せて下さいます。

心が変わる事を求められているわけですから、ラクなことではメッセージにならないのだと思います。

このように、人間の成長や、生き方の軌道修正をする為には、苦難や困難が1番適していると考えられます。

まだまだ書きたいことがありますが、今日はこの辺で終わりたいと思います。

明日はいよいよ「天理教教義学序説」の解説に移りたいと思います。



おまけタイム


どーも!マスクはメガネの天敵だと思う男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

メガネが曇る!この問題を解決するマスクが発売されれば飛ぶように売れると思います。
(今のマスクはどんなマスクでも飛ぶように売れていますが)

さて、今回の記事のサムネイルを見てお気づきの方もいると思いますが、僕は何を隠そうジョジョの奇妙な冒険大好きマンです。

僕は基本的に、記事を書くこと以外に労力を割くのが凄く嫌だったのですが、「自分の好きな画像を記事に合わせてはめ込む遊び」だと考えるとかなり楽しかったです!

今後はこのnoteも画像が採用されるようになって華やかになると思いますので、ご期待下さい!
※あくまで、遊びで画像を選ぶので、分かり易さは二の次になります。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


ほな!


サポートして貰えたら、そりゃめちゃくちゃ嬉しいです!