見出し画像

57.神様にもたれる かしものかりもの

千遍に便乗したい


最近、天理教内では、「かしものかりもの」という教理が猛プッシュされています。

かしものかりものとは
自分の身体は神様から借りているものであり、自分のものではない。
心だけが、自分のもので自由につかえる。
そのため、神様は、人間が陽気ぐらし出来る心になれるように、その人の心遣いに合わせて、身体や身近なところにメッセージ(病気やトラブル等)を下さる。

天理教青年会では、YouTubeで「かしものかりもの」に関する話しを千遍行う企画、「千遍」を行っています。
「かしものかりもの」だけで千遍の話しを行うことは、この教理の広さと深さを考えたら、大変でしょうが可能だと思いましたので、
僕もこの流れに便乗して、「かしものかりもの」に関する話しを時々あげたいと思います。


「かしものかりもの」の話は、主に、
借りていることに感謝する。
という文脈で使われることが多いです。

例えば、
「友人に車を借りた時、「ありがとう」と感謝するのと同様に、身体を貸して下さっている神様にも感謝しなくてはいけません」
といったような使われ方です。

また、
貸主の思いに沿った使い方をしなくてはいけない。
といった文脈でも、使われることが多いです。

今回は、そういった視点とは少し違った「かしものかりもの」のお話しを取り上げてます。


神様にもたれる


天理教の教祖の生涯をまとめた「劇画 教祖物語」に、「かしものかりもの」に関するこんな話しがあります。

教祖75歳の時のこと、お屋敷から四里先の若井村までおたすけにいく道中、松尾市兵衛さんが、駕籠(かご)を見つけて、教祖に「お乗り下さい」と申し上げた時のこと
「人は道を歩いてしんどいとか疲れたと言うが、それは親神様に歩かせていただいてると思わず、自分で歩こうと思うからやで、親神様に歩かせていただいてると思うてさえいれば、何里歩いても疲れはせんで」
と仰っいました。

人は、仕事でもスポーツでもどんな場合でも、
「自分の力でやっている」と思っている人は、必ず足元をすくわれてしまい、うまくいかなくなってしまいます。

どんな分野でも、一流の人は感謝の気持ちを忘れていません。

それは、自分の功績は、多くの人の支えによって生まれたことを理解しているからです。

ここでは、更にもう一つ発想を進めて、

神様から借りている身体を信用してもたれ切る

ということについて焦点を当てていきます。


もたれ切るとはどういう意味かと言うと、

例えば、
背もたれのある椅子に座っていて、
「この背もたれに、もたれたら、椅子が倒れてしまうかもしれない」
と、常に緊張して、疑いながらもたれている人はいないと思います。

背もたれを完全に信用して、身体を預ける人がほとんどのはずです。

これと同じように、
親神様からお借りしている身体は、親神様のご守護で動いているのだと認識し、そのご守護を完全に信用して、もたれ切る。

これが、
親神様からお借りしている身体を最大限に使わせていただけるコツだと思うのです。

「親神様に歩かせていただいてると思うてさえいれば、何里歩いても疲れはせんで」

と、教祖が言われたように、身体が疲れてしまうのは、自分の力で動いていると思うからです。

水の中を泳ぐ時に、力を入れて泳いでいると、すぐに疲れますし、あまり前に進みません。

ところが、
力を抜いてリラックスして泳ぐと、力を入れて泳いでいた時に比べて、疲れない上に、前にも進みます。

ですから、
自分の身体を動かす時も、親神様が動かして下さるんだと、力を抜いてもたれ切っていれば、疲れはグッと少なくなると思うのです。

その、もたれ切る感覚を掴むコツは
「自分が身体を動かしているのではない」
と思える慎みの心と、
「親神様が身体を動かして下さっている」
と実感し、感謝の心を持つことだと思います。

おたすけに奔走する布教師は、時に、辛い現状に身体が思うように動かなくなってしまうことがあると思います。

そんな時は、
この身体に、親神様のご守護が宿っていることを意識し、親神様にもたれ切ることで、自然と力が湧き、次の一歩へと踏み出すことが出来ると思うのです。


おまけタイム

どーも!唇の荒れが日に日に酷くなっている男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

僕は、つい2ヶ月前までは、毎日最低7時間は睡眠時間が必要でした。

しかし、ここ2ヶ月は、5時間ちょっとの睡眠時間になりました。

慣れとは恐ろしいもので、この睡眠時間でも昼間に眠たくなくなったのですが、肌と頭皮が荒れに荒れてきています。

ハゲ街道まっしぐらかもしれません(切実泣)

ショートスリーパーの人は本当に凄いと思いますが、僕には向いていないと思うので、

なんとか睡眠時間を増やす方法か、
睡魔時間が少なくても肌荒れしない方法か、
絶対ハゲない方法を知りたいと思ってます。


本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!


ほな!


引用文献

劇画 教祖物語
原作:服部武四郎
作画:中城健雄
発行所:天理教道友社

サポートして貰えたら、そりゃめちゃくちゃ嬉しいです!