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115.「本席飯降伊蔵」理の分からない人に不足させてはいけない#2


はじめに


昨日の記事では、飯降伊蔵氏の優しい人柄がわかるお話を2つ紹介させていただきました。
しかし、本書「人間本席様」には、他にも僕達の手本となる通り方が沢山載っていたので、何回かに分けて紹介させていただきます。

前回の記事はこちらです。


理の分からない人に不足させてはいけない

まずは抜粋した本文を読んで下さい。

本席様は何分大工が本務であったので、百姓仕事はあまり出来なかったのであるが、人様の半人前でもさせて頂かねば済まぬというところから、寒さ暑さの厭いなく田畑へ出て働いておられたのである。
 ある時などは身を切られるひょうな寒い日に、その上一時間に三、四回も便所へ通わねばならぬような腹工合の悪い中を尚休まずに、白光田(氏神の北の方の田地)という田で仕事をしておられたところ、氏神の前の井口さんという家の便所へ一鍬しては走り又一鍬しては走りされるものだから、その家の老母は見かねて
「伊蔵さん、時もあろうに今日のような達者なものでも仕事を休んでいる程の寒い日に、尚具合のわるい身体して無理に仕事をせんでも、又明日という日があるのやから、まあ今日はゆっくり休んで蒸風呂にでも温まって養生しなされ」
 と言葉を優しくかけられたが、休んでいて理のわからぬ人達に不足させたりしては教祖に申訳ない、というところからこのように病気の時でも無理に元気を出して働かれたのである。全く近所の人達も、本席様の辛抱強いのには皆関心された程であった。

今回このお話を取り上げたのは、
「休んでいて理のわからぬ人達に不足させたりしては教祖に申訳ない」
この一文が包括している意味が深いと思ったからです。


「理のわからぬ人」


「理のわからぬ人」とは、未信者だけではなく、信仰を始めたばかりの人、教会子弟、ようぼくや教会長の中にも居るかもしれません。

こういった人達にも不足させぬようにしなくてはいけません。

では、この大勢の人達に不足させないためにはどうすれば良いのかというと
「休んでいて…不足させたりしては」
という文言を掘り進めていくと、その方法が見えてきます。


態度と行動で示す


「休む=不足させる」ということは、
「働く=不足させない」ということだと思います。
飯降伊蔵氏も、不足させないために病気であっても働いていました。

これはどういうことかというと、
理のない人でも「見えていれば不足しない」
ということを表しているのだと思います。

目に見えるものだと、疑いようがありませんので、不足させることはありません。

「理のわかる人」と「理のわからない人」の違いの一例ですが、
「理のわかる人」:目に見えなくても不足しない。
「理わからない人」:見えるもの(お金、行動等)でないと不足してしまう。
こういったことも考えられます。

このことから分かることですが、世の中の大半は、天理教の教えを知らない人達ですから、「理のわからない人」です。

ですから、信仰者が世の中の大半の人達に対して取る方法は、
「態度や行動で示す」
これしかありません。

いくら良いことを知っていて、良い考え方をしていても、態度や行動で示せないのであれば「世の中の大半の人」に不足させてしまうかもしれません。

飯降伊蔵氏のように、誰も働かないような日でも、病気の時でも働くというのは難しいことかもしれませんが、ここまでせずとも、「理のわかる人」は態度と行動で、誰が見ても分かるように、陽気ぐらしの体現を目指さなくてはいけないと思いました。


モチベーションの保ち方も王道が一番手堅いと思う


もう一点、「教祖に申し訳ない」というモチベーションの保ち方も、王道なだけに手堅いと思いました。

自分の体調や気分をベースにしてしまうと、病気の時や気分が乗らない時は休もうという考えになります。

しかし、「教祖に申し訳ない」と思うことは、体調や気分に左右されません。

ですから、「理のある人」のモチベーションとして
「教祖に申し訳ない」と思うことは、全くぶれる心配が無いので、シンプル故に最強だと思いました。


まとめ

・「理のわからない人」(世の中の大半の人)でも、見えていれば不足しない。
・「理のわかる信仰者」は「理のわからない人」に対して「態度と行動」で示すしかない。
・「教祖に申し訳ない」は「理のある人」にとって最強のモチベーションになる。


おまけタイム


どーも!慢性的なアレルギー性鼻炎なのに最近全く鼻水が出ない男
ほこりまみれの信仰者こーせーです!

ずーっとくしゃみと鼻水の嵐だった鼻の調子が、最近すこぶる良いです。

そこで、その原因は一体何なのかを、「マスクを付けるようになったから」という理由以外で考えて行きたいと思います。

可能性1
子供のおかげ説
子供のおかげで笑う回数が圧倒的に増えました。
笑うことにより免疫力が上がることは、もはや常識ですが、
睡眠不足により免疫力が下がることも、もはや常識です。
どっこいどっこいかもしれません。

可能性2
鼻の細胞死滅説
一生分の鼻水を出し尽くして、僕の鼻水を作る細胞は死滅したのかもしれません。

可能性3
風が吹けば桶屋が儲かる説
約3ヶ月前にシャンプーしない宣言をしたおかげかもしれません。

可能性4
マスク以外の複合的な要素説
上にあげたような説は一つ一つは効果が薄くても、それぞれが複合的に作用することで鼻の調子が良くなったのかもしれません。

このように思考を深めていくと、マスクのおかげで鼻水が出なくなったわけではないという事が良く分かりますね( ˘ω˘ )


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


ほな!




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