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ICT✖️AL 世界史「第二次世界大戦を多角的にみる」 その3 コンセプト

世界史Aの時間に行った「第二次世界大戦を多角的にみる」と言う授業のコンプトを今回説明したいと思います。

授業の事例は以下を参照してください。


今回の使用した教材


教科書 実教出版『世界史A 新訂版』
新聞 真珠湾攻撃時のホノルル星印新聞 号外
OXFORD KS3  HISTORY『Tecnology,War and Independence』
東京書籍 『新編新しい社会歴史』(中学の教科書)
帝国書院 『新詳 世界史B』

使用したICT


Googleクラスルーム
Googleドキュメント
Googleアプリ

このようなアメリカの新聞、イギリスの教科書、日本の教科書を使い、第二次世界大戦を多角的に読み解く構成、Googleのアプリを使って共同編集やまとめ、プレゼンを行うコンセプトは何をイメージしているのか、をお話しさせていただきたいと思います。

コンセプト


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新しい新学習指導要領では、高校の社会の教科の再編が行われます。

日本史A、世界史A(日本史、世界史の近現代史中心のもの。主に受験に使わない生徒が学習していた)がなくなり、歴史総合という科目に統合されます。これは近現代中心に、日本と世界を比較しながら考察していく科目になります。

また受験用に使われていた日本史B、世界史Bがなくなり、日本史探究世界史探究という探究の科目へ変わります。

ちなみに現在必修になっている世界史(世界史Bか世界史Aのどちらかは必ず履修しなければならない。)は必修から外れます。

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この「世界史と日本史が合体し、近現代史を考察する」という歴史総合を意識して、今回の「第二次世界大戦を多角的に考察する」という授業を構成しました。

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また知識および技能をみにつけるために、世界史、日本史、地理を横断した授業作りが求められています。

今回の授業では、日本史から見た太平洋戦争、イギリス・アメリカから見た第二次世界大戦、そして太平洋、東南アジアという地理的な概念を交えた知識および技能を身に付けてもらいたいと意識しています。

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また思考力、判断力、表現力を身に付けるために、歴史を多角的に考察することも求められています。

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さらに情報活用能力を身に付ける手法として、デジタル化した資料の活用も挙げられています。今回ICTを活用した史料読解、共同編集、グループでの分析、プレゼンはこれにあたります。

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そして科目横断的な視野も求められています。今回は歴史に英語という科目を加え、科目横断的な授業、重層的な授業を行うようにチャレンジしました。

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そして一番大切にしたコンセプトは、ダイバーシティー(多様性)です。

生徒が感想に書いた「「和製世界史」ではなく、世界的な世界史を学びたい」という言葉が、まさにダイバーシティーを表していると思います。


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