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京都発、福井行きの電車で

京都から福井へ向かっている。湖西線に揺られて3時間弱の小旅行。

今週はある目標を立てているので、車内でPCを開いた。

別の内容の記事を書こうとしていたのだけど、京都から福井までの電車内のことを書けるだけ書いてみるのも今の時間しかできないことだから、そんな記事を書いてみても良いのではないか、と思ってこれを書き出した(いつも通り、有益かどうかは分からないけど文章を書く練習だから良いことにしたい)。

京都から福井まではJRで片道2640円。今の経路での所要時間は2時間44分。乗り換えの事情で所要時間は変わり、大体3時間程度。

今、近江塩津を出たから、残された時間はあと1時間25分。書けるだけ書きたい。どれくらいの量を書けるのだろうか。



今朝は8時過ぎに一人暮らしの部屋を出た。最寄りのバス停で京都駅に向かうバスを待つ。

バスの道中、大学の前を通るのだけど、今日はいつもより沢山の人たちが少し落ち着かない様子でうろうろしていた。食堂の入口の前には、黄色で統一された上着を羽織った人と落ち着いた服装の人がたむろしていて、不動産屋さんの前には、ずらーっと列が作られている。

2月25日は、この大学の二次試験が行われる日。バス内だけど、少し周辺の気が張り詰めていた感じがした。母校の後輩も目指していると言っていたので、力を出し切ってきて欲しい。


バスが京都駅に着いた。大量の荷物とともに椅子に座れていることが多く、他の乗客の方に先に降りていっていただいているので、毎回バスから降りるのは最後か最後から二番目くらいになる。今回も最後だった。

少し慣れた足取りで券売機に並び、少し慣れた手つきでICOCAにチャージして、改札を通る。

ホームは線路を挟んで向こう側にあって、階を上って下りなければならない。何かへのわずかながらの抵抗として階段を上って、階段を下りる。

△印1番の印字された場所で電車を待っていたとき、あるグループも近くで待っていた。「ここのホーム階にはお手洗いがないねぇ、作ったら良いのに」「向かいのホームに到着したサンダーバードが汚いなぁ、掃除してもきれいにならんのやろなぁ」と会話していた。耳にイヤホンをはめた。


電車が多くの人を吐き出して、吐き出した人数よりは少ない数の人を中に入れて走り出した。

少し走ると右側には琵琶湖が、左側には山が見える。自然がめちゃくちゃ豊かな風景を通り過ぎていく。

そんな中、今回はレアな体験をすることができた。
トンネル内で一瞬、車内が真っ暗になった。
普段と違うことに嬉しくなっただけかもしれないけど、夜行列車で旅をする物語の主人公みたいな気持ちになって心が踊った。
またこんな体験したい。

4ヶ月以上寝かせてしまっていた記事を少し書いた。もっとてきぱき情報を整理してぱぱっと書いていった方が良いのだろうなと思いながら、まだできない

敦賀駅で京都から乗ってきた電車を降り、20分くらい待って福井行きの電車に乗り換える。


見慣れてきた風景、聞き慣れてきた駅名を車窓に眺めながらキーボードを打ってきた。

しかし、いつものように電車に乗っているだけではこれといった出来事は起きない。

福井駅に着くまであと20分あるけど、もう書きたいことがなくなってしまったのか…。


ここまで読んでくださった方がいるなら、感謝しかない。


と思ってパソコンを鞄にしまったら、パスケースが前の座席の下に落ちているのを発見した。前の座席に人が座っているからこの人のものかな…?それなら言って渡した方が良いな。でももし別の人のものだった場合どうしよう…。とか脳内会議をしながら、「これで前の人に声をかける勇気を出せたら少し自分の自信になるだろう」という利己的な考えのもとに、落ちているパスケースを拾い、前の人に声をかけた。エキカレで培ってきたはずの「あと一歩を踏み出す勇気」を振り絞った。結果、パスケースはその人のものだった。良かった良かった。

(書くことがありました…!)


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。次回はもう少しちゃんとしたものを書きます。


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