鼻詰まりと本屋さん
「軽い気持ちでゆるく」をテーマに、noteを書いていくことに決めました。
しかし、書けることがそんなにない!
正確には、書きたいことは山のようにあるけど、準備を整えられていないのです…。😭
軽い気持ちで書くことにした、とはいえ、自分にとって結構大事なものはやっぱりちゃんと書きたい。
だけど、そのための色々な準備が整っていないから、書けることがそんなにない状態になってしまうわけです。
だから今回は、結構長い間、私の「趣味」枠にある「本屋さん巡り」について少しだけ書きます!
(「趣味」問題に関しても、また書きます)
本屋さんが好きになったのは、小学校低学年くらいのときでした。
当時、鼻詰まりの毎日を過ごしていた私は、週に一度くらい、親に連れられて嫌々耳鼻科に通っていた。
病院はあまり好きではなかったし、待ち時間が引くほど長い。
小さい私は、「通うから、その代わりに漫画を買って!」という交渉をとりつけた。
思い返すと、親は、私のために、と思って通わせてくれているのに、身代金を要求される(適切な例えか分からない…)、みたいな状況になっていた。感謝と謝罪をしないといけない。
そんな小賢しさのおかげで、毎週耳鼻科に着く前に、その裏にある本屋さんに寄って漫画をゲットすることができた。
白黒のひげおじさんの顔がバーンと大きく描かれた本屋さんで、『ポケットモンスター SPECIAL』を毎週一巻ずつゲットしていった。
そんな記憶が、私と本屋さんとの出会いだったと思う。
それ以降、
百貨店の本屋さんで劇場版ドラえもんの漫画を、家の近くのTSUTAYAではコロコロコミックを買ってもらう小学時代を過ごし、
中学時代は、本はあまり買わなかったのだけど、TSUTAYAで好きなグループのCDやLIVE DVDを買い、
高校時代は、駅のジュンク堂書店の参考書コーナーに通って本棚と毎回長期戦になる睨み合いをしたり、後に青く変色することになるオレンジ色の『世界史B一問一答』を友だちとお揃いで買ったりした。
大学に入り、新しい友だちができたことで本を読み始めた私は、行動範囲も広くなったこともあり、本屋さんを巡り始めた。
本好きあるあるとして言っている人がいたが、旅先でも本屋さんを見つけると吸い寄せられてしまいがち、というのは本当だ。
何なら、旅の予定に、「〇〇の本屋さんに行く」と入れて、旅の目的地にするくらいには本屋さん巡りをしている。
最近では、本はネットで買える。その方が色々楽だし、種類もめちゃくちゃ充実している。ネットの本屋さんは便利。
先月、下宿の近くのTSUTAYAが閉店した。
漫画が沢山置いてあるし、店員さんも親切、セルフレジもあって、好きな本屋さんだった。
実店舗の本屋さんは厳しい状況にあるとよく耳にする。
しかし、ネット上の本屋さんが、実店舗の本屋さんに絶対に敵わないと私が思っている点がある。
店内の匂い!
これを重視して本屋さんに入る人はあまり多くないかもしれない。
けれど、最近になって鼻詰まりが少し解消されてきた私は、本屋さんの中で鼻を働かせることがかなり好きなんだと気づいた。
個人的「好きな匂いの本屋さん」ランキングで圧倒的一位を誇るのが、東京駅の近くにある、「八重洲ブックセンター本店」。
初めて訪れたとき、ここには何の思い出があるわけでもないのに、めちゃくちゃ懐かしい匂いがした。
匂いを文字で表すのは難しいけど、あえて表そうとするなら、「行かなくなって随分経ってしまったけど、昔は年に一度くらい遊びに行っていた父方の祖父母の家の匂い」という感じ(まったく伝わる気がしない…)。
初めて行って以来、東京に行ったときはほぼ毎回立ち寄るようになった本屋さん。
今年の3月いっぱいで閉店する。
再開発で建てられるビルに出店する予定というが、この懐かしい匂いはもうなくなってしまいそう。
まだ、この本屋さんを超える「好きな匂いの本屋さん」に出会えていない。
これからも本屋さん巡りは続くだろうから、色々な本屋さんに出会うのだろうけど、この匂いの本屋さんはない気もする。この匂いが消えてしまう前にまた行きたい。行きたい、ではなく行く。
せっかく鼻詰まりが解消されてきたのだから。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
また次回!
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