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ましけちょうのさかみち(ましけちょう)

油絵 F3 キャンバス 横273×縦220 2015制作
(絵は一部です)



増毛は日本海にある小さな町ですが、この町を舞台にした映画は7本あります。

戦後間もなくの三船敏郎・月形龍之介から高倉健、緒形拳、柄本明たちがこの狭い街を背景に作品を残しました。

町に人気があるのは戦後のことかと思えば、江戸時代から俳文や漢詩人なども訪れ、明治には有島武郎、大正には徳富蘆花や若山牧水まで来ているといいます。

増毛は江戸時代(1856年)に、外国の侵略に対して秋田藩が陣屋を置いていました。北海道で侍文化を残している街はありますが、一種独特な気配を感じるのは増毛と厚田(石狩市)くらいです。
何度か、この町を訪れましたが、中々描くポイントを探すのに手間取りました。ようやく、見つけたのがこの坂道でした。

坂の交差点を右に行くと、最北の酒蔵国稀があり、創業は明治15年で今も現役です。


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