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北海道人のルーツ1  はじめに

北海道人のルーツ  はじめに

海峡を渡って豪族が建てた12の館

北海道は明治元年(慶応4年/1868年)から令和6年(2024年)で156年目になります。この間、元号は明治・大正・昭和・平成・令和と変わってきました。
しかし、未開地であった蝦夷地の明治は他県とは違った歴史を持っています。

和人(日本人)が、この地に海峡を渡って住むようになったのは鎌倉時代前期(1216年)、京都の強盗・海賊ら50余人を島流しにしたのが始まりでした。
先住民族であったアイヌと和人との闘いは幾度となくありました。

(この明治までについては毎週水曜日の「蝦夷の時代」において、すでに連載ではじめています)

以来451年の歳月を経て明治維新を迎えます。
しかし、明治を迎えたからと言っても北海道は本州とは違いました。
開かれていたのは現在の函館・松前・江差くらいなもので、未開の原野が広がる大地でしかありませんでした。

更に、大きな問題が明治新政府に危機感をもたらせていました。
それは、蝦夷の時代から続くロシアの南下政策です。蝦夷地は日本国土である保障はどこにもなかったのです。

明治元年(慶応4年)に入る前に、少し遡って松前藩12代藩主時代に造られた福山城(松前城)からはじめます。

写真は「北海道の草花・蝦夷鎧草」です。



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