プルプルしないエビ、それはボタンエビ
加熱して「エビがプリプリ、プルプルしておいしい」って言いますけど、
道産子で昭和生まれのわたくしは、年少のころ、
「なにそれ?」って思っていました。
北海道のえびといえば、大サイズはボタンエビ、小サイズはアマエビです。
どちらも生だとしっとり系もっちり系プルプルですが、
火を入れると、しっかりした感じ。プルプルではないのだ。
だから、プルプル仕上がりを求める加熱料理には南方系のエビがあってると思う。
こちらはアマエビ。日本海側の増毛町には、超新鮮なアマエビをどっさり売っているお店があって、そこで買うときはお醤油とジップロックを持っていって、買ったらすぐに醬油漬けにします。
もう、たまんないんだから!これぞプルプル!!!プルプルでムニッ!
写真のお酒はその町の国稀酒造。
ニシン漁で栄えた北前船の寄港地だった増毛町で、明治15年に漁の人たちに応えて作られた酒蔵です。
夕張炭鉱に近い栗山町の小林酒造は炭鉱の人々の需要に、
日本で最も東の酒蔵、釧路の福司酒造は、漁業者に応えて生まれました。
北海道の酒蔵は、その土地の産業と深く結びついているところが多いそうです。
で、エビの話。
こちらはウチのお正月料理。ボタンエビの酒蒸しです。
作り方は、こうです。
👉鍋にボタンエビを並べ、日本酒をととーっと注ぎ、砂糖を入れて
蓋をして火にかけて加熱します。お酒に砂糖が溶けたくらいで味見をして、えびの甘さよりちょっぴり甘いくらいにします。
ころあいを見て、できあがり。
北海道の日本酒と、召し上がれ。
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