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食べなきゃもったいない!食べる昆布。

そう言われてもー……。
って思う人は少なくない。わたしもそう思っていたもの。
「おでんに入ってるのはおいしい。でも、作るのに時間かかるでしょ。」
「ああ、おばあちゃんちで食べた昆布の煮たやつ、おいしかったけどね、
自分で作る気がしないし。昆布って水で戻すの?」

うんうん、わかります。そもそも食べる昆布と出汁昆布と、どう違うかわかりにくいので、こちらを。

きょうは、食べる昆布の料理がすこーし身近になる調理法のお話です。
こんな煮物ができたらいいなと思いませんか?

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(これは昨日作ったルーローハンの残りで棹前昆布を煮ました。)

では作り方です。
まずは昆布を冷凍庫から出します。
え???
冷凍の仕方はこうです。
棹前昆布1袋30gくらいだったら、全部水で戻します。鍋かボウルに水を入れて、さっと洗い、水を代えて15分以上、芯がやわらかくなるまで浸します。


普通はここで調理に入りますが、きょうはそうしません。
水を搾り、使うと思われる分に分けてラップに包み、冷凍します。

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解凍して使うことで、細胞が壊れてやわらかくなりやすく味がしみやすくなります。なんといっても、思いついたらすぐに使えるのがいいところです。

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使う時はこうして水につけるか流水で溶かします。

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かわいいので結んで煮ましょうか。結び目のぷるんとした食感がいいですねー💛。結んでからはさみで切りましょう。

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汁に入れて鍋で中弱火で煮ます。30分ほどで食べられます。もっとやわらかいほうが良ければ時間を延ばします。

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が、しかし、ここで私の新しい相棒。大同電鍋です!じゃーん!!!
蒸し煮で汁物や煮物を作るときの素晴らしい味方です。
電気スイッチをつけて、散歩して帰ってきたらできてる、お風呂からあがればできている。うれしすぎて涙。
うれしくてお知らせしましたが、普通の鍋で大丈夫です。

電鍋ではカップ1.5の水での蒸し煮で、おでんやさんの昆布のような柔らかさになりました。

昆布は砂糖と醤油によく合いますね。
砂糖と海藻の組み合わせをおかずに食べるって、世界の中で、なかなかないのではないでしょうか。
どちらも、貴重なもので、ハレの場の料理だったと思います。


貴重なものついでに、昆布にスパイスはどうかなと思ったら、
八角の甘い香りはよく合います。
こちらの「昆布と梅干しのしっとり佃煮」もご覧になってみてください。

スーパーの棚にそっと佇む食べる昆布。「棹前昆布」とか「早煮昆布」って書いてありますよ。
冷凍しておいて、煮物に。結ばないで3㎝ほどの長さに切ったらスープの具に。
日本人がずーっと昔から愛してきた味。
煮汁をしかっと受け止めて、うまみ成分でおいしさを増幅します。

となると、まずかろうはずがありません!

どうぞお試しあれ~。


★ルーローハンの、ざっくりした作り方
豚バラ肉スライスを適当に切る。
粗みじん切りのタマネギを茶色くなるまで油でいためる。
粗みじん切りのにんにくとしょうがを加えて炒め、
肉を入れて焼きつけ、
八角、シナモン・クローブをほんの少しを入れ、
酒・砂糖・醬油同量と水を入れて煮る。
ころあいになれば、オイスターソースで調整する。

★参考にしたのは、有賀薫さんのこちらの本のレシピです。五香粉を使ったレシピですよ💕




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