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みんなで、心はイタリアに向いていた。

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札幌ファクトリーレンガ館が耐震工事をすることになり、ここで17年間愛され続けたトラットリアテルツィーナが最後の営業日を迎えました。

ここには楽しい思い出しかありません✨✨✨。

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会った途端に、「今日でここ、ラストですよ、さみしいですよ」とサービスの宇野さん。堀川シェフが若いスタッフたちのお父さんなら、自分はお母さんです、とおどけます。
そう、おじさんではないですね。
安心する空気を作るサービスのひと。きっとスタッフたちにとっても同じ空気を作るひと。

さて、17年前にここにピザ窯が入ったときには、嬉しくてさっそく食べに来ました。

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なので、きょうはピッツァを食べます。
千歳のファームウメムラのなつのこまのトマトソース/ズッキーニとサルシッチャととうきび。

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ノンアルビールといただきまーす!😋

トマトは千歳のファームウメムラさんのなつのこまです。
ウメムラさんご自身がラストウィークのテルツィーナのために配達したもの。

こちらが堀川秀樹シェフです。

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堀川シェフは「北海道イタリアン」の第一世代。
鎌倉の名店タベルナ・ロンディーノを経て札幌へ。
藻岩山下の坂道の途中にあった「山の」テルツィーナの頃から、北海道の生産者とつながって北海道のイタリア料理を確立されました。
生産者の顔が見えるイタリア料理の札幌での始まりでした。
例えば、こちらも。オホーツク海に面した雄武町の食材です。
テルツィーナはたくさんの人とつながりながっていきました。

そして、ブラボーな職人肌のシェフたちを何人も育てた「おとうさん」。
札幌で、北海道で、東京で、イタリアで、それぞれコアなファンも持って活躍する料理人たち、ソムリエ、ソムリエール、パティシエールたち。台湾のlogyの田原シェフもここのご出身です。

すごいですよね。

いろんな意味で、北海道の宝物なレストランなのです。
お店もお客も、みんなでイタリアを思って、イタリア料理を深めて楽しむ場所でした。

11月からは札幌市内中心部での営業が始まります。
堀川シェフには夢があります。
それは、中心部のイタリア料理店がつながって、みんなで動いていける「小さなイタリア」を札幌で実現すること。
まだ、ご自分の心の中のことなんだけどね、と言いながら、その瞳はキラッキラ~🤩。みんながハッピーなつながりをつくりたい。と😍。

それはまさに、ほかいどーのアモーレ!(愛)マンジャーレ!(食べる)

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テルツィーナは「三連符♪♪♪」の意味です。
次の楽章では、どんな三連符で、どんな楽曲を奏でるのでしょうか。
そんな話をしながら、本日の三連符🎶で記念写真を撮りました。

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バイバイ、レンガ館。
いつも楽しい、優しい時間をありがとう。

http://www.terzina1998.com/gallery/



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