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ミスが多い人でもプログラマになれるか?...プログラマとしての適性

私が、科学技術系のプログラミングのプロとして就職する時、複数の先輩から、「プログラミングは緻密な仕事なのでミスしないように、いつも気を張っていなければならないので、大変ですね。」と言われました。

言い換えると、「ミスをよくする人はプログラマとしての適性がない。」と言う趣意だと思います。

しかし、45年以上プログラミングをしている私の経験からですが、ミスをするということを自覚している人は適性があります。

自然言語と違い、妥協の無い世界ですから、文法的なミスは、コンパイラやインタプリタが指摘してくれます。

一番適性のない人は、思い込みの激しい人です。 それと学ばない人。

論理的にこのコードは間違いないと確信していても、チェックやテストは決して手を抜いてはいけません。

プログラム作成で問題なのは、実行時のエラーや不具合・想定外のデータがあるときで、一番罪が重いのはアルゴリズムやロジックの抜けです。

さらに、ユーザの要求を明確にし、UIで受け取った入力データ・イベント・情報を加工し、モデルを構築したり、シミュレーションしたり、可視化したり、DBに取り込んだり、通信したり、プログラム自体をプログラムで作ったり、連立一次方程式を解いたり、目的の機能・出力を得るまでのゴールを筋道立てて考えることができる、クリエイティブなセンスも必要です。 ついでにスケーラビリティ・ポータビリティ・アベイラビリティ・セキュリティも考慮できれば、なお良いです。

また、問題が生じたとき、アルゴリズムの特性から、どういうテストをすれば原因のある部分を切り分けることができるか提案し、問題部分を発見したら最小化して提示できないとダメです。 前段のことができれば難しくはないはずです。

もちろん、得意の専門分野を持ち、その方面の業務知識を磨き、目的とする機能を実装するには、どの言語やプラットフォーム・フレームワークを使い、どのデザインパターンが良いか知見を持ち、他の人にもアドバイスできれば一人前です。

そして、一番大事なのは、上記のことを計画性を持って、自らを御し、実行出来ることです。

後半から、私の理想と反省が入っていますwww


画像は、少し出版が古いですが良書です。私もお世話になりました。
要求定義のチェックポイント427: 今すぐ使える! 「見えない」顧客を知るための例文集 単行本 – 2004/10/1「要求定義のチェックポイント427」本園 明史 (著)
のカバーです。
詳細は
出版社 ‏ : ‎ 翔泳社 (2004/10/1)
発売日 ‏ : ‎ 2004/10/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 293ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4798106984
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4798106984

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