新聞を読む時のクセ
今から半世紀以上も昔、阪急ブレーブスの試合結果を知りたいため朝食時に朝刊を開いたことがきっかけだった。
そのせいで、食事をしながら新聞を読むクセが、小学校高学年の時分からついてしまった。
両親が何も言わないので、それが当たり前になってしまって、行儀が悪いクセだという認識が全くなかった。
結婚してそれを妻に注意されて吃驚した。
幸い強く言われなかったので、還暦を過ぎた今でもそのクセが直らないし、直そうとさえ思わない。
甚だ質が悪いと自分でも思うが、今更止めるのは到底無理である。
定年退職して退隠した今、食事をしながらゆっくりと新聞を読むことを、毎日の楽しみにしている。
<了>