新生活に不要な保険3選!あなたはムダな保険料を払っていませんか?
4月に入りこれから新生活がスタートしますが、このタイミングで保険を検討される方は多いです。しかし、その保険は本当に必要なのか理解していますか?
結論、下記の3つの保険を検討している場合は要注意です。
生命保険
学資保険
医療保険
なぜ要注意なのか?それは各保険の特徴を抑えて自分に必要な保険を選んでいるのではなく、新生活を機に「何となく入っておいた方が良さそう。」とタイミングだけで判断しているからです。
本記事では、新生活をキッカケに保険を検討されている方へ3つの保険の注意点と、加入を検討した方がいい人の特徴をお伝えします。
読み終わるころにはご自身にとって本当に必要な保険が見えてくるでしょう。ムダのない保険選びにお役立てください。
1-1.生命保険の注意点
生命保険の注意点は、
保険金が必要な人間はいるか?
働けなくなった時の保障はあるか?
上記の2点です。自分が亡くなった時、残される人がいなければ保険金はいりません。死亡よりもケガや病気で働けなくなった時を優先すべきです。
特に新社会人の方は、新生活が始まると同時に保険を勧められることは多いです。しかし、多くの新社会人は独身で子供もいないでしょう。自分が亡くなった時、保険金を残す必要があるかどうか考えてみてください。
ケガや病気で働けなくなった時に利用できるのが「就業不能保険」です。労働が難しいと判断された場合に一定の保険金を受け取れる保険です。まだ生命保険はいらない方は就業不能保険から検討するといいでしょう。
1-2.生命保険に向いている人の特徴
生命保険を検討した方がいい人の特徴は、
専業主婦(夫)や子供のいる家庭持ち
親や兄弟など身内の面倒を見る大黒柱
自分が亡くなってしまった時、残された人の中で就労能力がない場合は生命保険を検討してください。パートナーが専業主婦(夫)、子供、労働できない親兄弟など、労働でリカバリーできない家庭はむしろ生命保険でリスクを減らしていく必要があります。
検討時の注意点として、生命保険は終身(保険料は高いが一生涯保障を持てるタイプ)を選んではいけません。なぜなら「保険料が高い、途中解約すると損失になる、家族構成の変化に弱い」からです。
検討する場合は「安い保険料、かけ捨て、いつでも見直しが可能」な生命保険を選んでください。
2-1.学資保険の注意点
学資保険の注意点は、
利率が低い
途中解約は損失
インフレに対応できない
上記の3点です。運用して増やすには利率が低く、かつ途中解約は損失です。基本的に円で運用されますので、インフレが起きると将来受け取れる資金は目減りしていきます。
学資保険はお子さんが産まれるタイミングで検討しますので、大学入学まで運用する場合は18年ほどの期間があります。新NISAのつみたて投資枠を使えば「高い運用成績、いつでも辞められる、利益は非課税」ですので、こちらを子供のために検討してみてください。
2-2.学資保険に向いている人の特徴
学資保険を検討した方がいい人の特徴は、、、ありません。申し訳ございません。
利率・インフレ・途中解約とどの条件を考えても加入は勧められません。代わりに新NISA・投資信託への積立投資をご検討ください。
3-1.医療保険の注意点
医療保険の注意点は、
貯蓄はあるか?
過去に大きな病気にかかったか?
親や祖父母に大病の経験はないか?
上記の3点です。入院や手術などの治療費において十分な貯蓄がある人は問題ありません。あとはご自身の病歴、家族で大病を患った人がいるかどうかでご判断ください。
判断のポイントは、医療費に月57,600〜80,100円(※高額療養費)の支払いができるかどうかです。余裕を持って2ヶ月分で考えた場合、115,200〜160,200円を判断基準にしてみてください。
3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の可能性がある場合、治療費が高くなるケースがあります。特に先進医療(自由診療ふくむ)という保険適用外の治療方法の場合、数十万円から数百万円かかることもあります。
さきほどの高額療養費制度の負担額と合わせて、先進医療が必要かどうかで検討されるといいでしょう。
3-2.医療保険に向いている人の特徴
医療保険を検討した方がいい人の特徴は、
高額療養費の費用が払えない
がん家系など大病の可能性が高い
先進医療や自由診療をカバーしたい
貯金が全くない場合は治療費が高額になった時に負担が大きいため、医療保険を検討した方がいいです。身内が3大疾病にかかっている場合は先進医療など活用するケースがありますので、同じく検討した方がいいでしょう。
医療保険を検討するときの注意点は生命保険と同じで終身タイプを選ばないことです。かけ捨てタイプを選びつつ、ご自身の対処すべき病気や治療方法を医療保険でカバーしていきましょう。
まとめ
新生活スタートと同時に保険の案内が増えると思います。しかし「生命保険・学資保険・医療保険」は本当に必要なのか?本ブログの注意点をもとにご検討いただけますと幸いです。
新生活を機にご自身の保険を改めて考える方は多いと思いますので、ご相談が必要な場合は私の公式LINEをご登録の上、いつでもご連絡ください。
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