俳句 2019年5月

今月は36句

夏めくや相槌求む運転手
聖五月二人組でも良い三人
更衣昇降機に二人狭い
入門編としててんと虫団子虫
蝸牛裾濡れてゐるをんなをり
おはようと言える時間に風光る
夏近し野球選手が切る床屋
カレー喰ひしスプーン曲げし春の雷
夏立つや昇降機に二人狭い
こどもの日焼肉カレーハンバーグ
出産の痛み想像する五月
飲み会と仲間が好きな黄金虫
衣更へて万が一がいつぱい
浮いて来い注文したものが来ない
詳細を書いといてくれ蝸牛
夏めいて言つちや駄目聞いちや駄目
新樹光まづは変わつてないですねと
あの頃の地元の話花蜜柑
送別会兼異業種交流会に蛍
ホルモンを妻に多めに焼く緑夜
冷奴当り所外れ所
満貫直撃夏野が怖くなつてきた
知つてるよ私何でもさくらんぼ
山椒魚に生クリームが詰めてある
どかどかと入店したり風死せり
綿の花名前は思い出せる人
コンビニに汗ばむ少女と会社員
盛夏かな食卓赤き皿うどん
蛇の殻まだ使いたいスニーカー
紫陽花や全部無難な選択肢
噴水に感情移入して号泣
真夜中やソファ就寝蚊事ほっかむり
昼寝せし賞味期限の切れし日も
玉の汗舐めてなかなかやるな俺
赤い蝶ネクタイ白いシャツ肥満
雲の峰帰国までにはやっときます

個人的好き句

更衣昇降機に二人狭い
入門編としててんと虫団子虫
蝸牛裾濡れてゐるをんなをり
出産の痛み想像する五月
飲み会と仲間が好きな黄金虫
送別会兼異業種交流会に蛍
ホルモンを妻に多めに焼く緑夜
満貫直撃夏野が怖くなつてきた
どかどかと入店したり風死せり
コンビニに汗ばむ少女と会社員
盛夏かな食卓赤き皿うどん
噴水に感情移入して号泣
玉の汗舐めてなかなかやるな俺

#俳句
#詩
#創作

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