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主担当制とチーム制どちらが良い?

訪問看護ステーションの運営方法に大きく二つの方法があります。

それは、「主担当制」と「チーム制」です。

「主担当制」とは、ご利用者様の担当を明確に決め、主担当が看護計画から訪問、諸々の調整業務などすべて行います。
そのため、訪問看護ステーション内で連携することが少なく、多角的視点が少ない一方、ご利用者様の情報を深く知り、信頼関係も厚くなる場合もあります。

「チーム制」とは、名前の通りチームを作り、複数の看護師でご利用者様を担当します。主担当制とは、逆に連携をとることに大きなコストでかかりますが、組織で対応することで多角的な視点で介入が出来たり、長期休暇などのお休みが取りやすい面があります。

さぁどちらが良いでしょうか?

私は、チーム制に関しては反対です。
理由は、訪問看護サービスの質を担保するところの多くは、【人と人の信頼関係】によって成り立っていると感じているからです。

そのため、主担当は必ず必要だと思っています。

しかし、主担当制の難しいところである、多角的な視点が欠けるところ、休みがとりにくいなどは改善する必要があると思います。

そのため、副担当の体制が必ず必要と感じます。

理想は管理職が全ご利用者様を知っておくことが必要だと思いますが、大規模訪看になると難しいです。

そのため主担当の他に副担当を2名設置します。

主担当と副担当は、年齢・経験も違う方がよいと思います。
この3名で1名のご利用者様の看護計画や訪問を対応します。

チーム制と違う点は、あくまで主担当が基本動くところです。
副担当はフォロー役です。
私は、訪問看護師にとって自分のご利用者様という意識は大切だと思っています。

その意識がご利用者様の信頼を獲得すると思います。

副担当を置くことで休みも取れますし、最低限の質の担保もされると感じます。

ただ、組織の成熟度にもよると思いますので、すべてに当てはまるとは思いますが。

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